IEEE 東京支部

第24号

皆様へのご挨拶 - 役員任期を終えるにあたって(東京支部長 安田靖彦)

私達は2003年1月から東京支部の役員を務め、この12月末日をもって任期を終え、 来年からの新陣容へバトンタッチします。 この機会にこの2年間の任期を振り返ってみたいと思います。
まず、会員数は2002年末の時点で7,299名でしたが2003年末には7,318名となり、 2004年10月末の時点で7,361名へ僅かではありますが増加しております。 IEEE全体や国内諸学会の会員数の減少傾向に未だ歯止めがかからない状況下におきましては、 まずまずの出来ではないかと思われます。
次に、関本会員のMedal of Honor受賞、末松会員のJames H. Mulligan, Jr. Education Medal受賞、 伊賀会員のIEEE Daniel E. Noble Award受賞をはじめ多くの方々がフェローの称号を送られるなど、 目出度い出来事がありました。また、この11月にはセイコーグループの世界初の商業的な水晶式腕時計の開発が わが国で4番目のIEEEのマイルストーンに認定され、その賞状の伝達式が都内で行われました。
さらに、各常設委員会は活発な活動をいたしましたが、前期に調印されたボストン支部との協力関係の一つとして、 学生代表をボストンへ派遣し先方と交流を深めたことを特筆いたします。
次に、支部独自のサーバを設置してIT化を一層推進する計画をたて、目途をつけることが出来ました。 一方、事務局が入っているビルの所有者が倒産したことに伴う後処理の問題や、 長年務めていただいた事務局員の交代など幾つかの非定常業務にセクレタリーやトレジャラーが奔走しました。
ここで、村上副支部長、松島セクレタリー、瀬崎トレジャラーをはじめ役員各位のご尽力に御礼を申し述べます。 また、幹事会社KDDIと同社望月ちず子さんのご協力に厚く謝意を表します。 また、事務局員には不規則な負荷のかかる仕事をよくこなしていただきまして、 有難うございました。
最後になりましたが、会員各位のますますのご健勝を祈念致します。

2004年第4回IEEE東京支部理事会開催報告

12月3日(金)15:00から、第4回東京支部理事会が、 早稲田大学国際会議場共同研究室7にて開催されました。 理事会には現役員・理事16名と次期役員・理事11名が出席されました。
松島セクレタリより2005/2006年役員・理事・委員会のメンバーおよび Japan Councilに対する東京支部理事代表案が説明され、それぞれ承認されました。 また、2004年活動報告および2005年の活動計画についても承認されました。  瀬崎トレジャラより2004年決算報告と2005年予算案が説明され、一部修正のうえ承認されました。 予算に関しては、円高による収入減などを考慮して、 収支全体に対する長期的な検討をすべきだとのコメントがありました。 詳細は議事録をご覧ください。
理事会に引き続き、リーガロイヤルホテル オーキッドの間において、 新旧役員・理事の懇親会が開催されました。安田支部長のご挨拶に引き続き、 原島次期支部長が抱負などを交えてご挨拶され、終始和やかに交流を深められました。


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Marker 理事会の模様
Marker 懇親会の模様

セイコーウォッチ株式会社のIEEE Milestone贈呈式の開催報告

 東京支部主催のセイコーウォッチMilestone 贈呈式が11月25日(木) 11:30より、ホテルオークラにて執り行われました。 IEEE History Center ChairのWallace S. Read氏より、 中村恒也セイコーエプソン株式会社名誉相談役へ記念プレートが手渡され、 安川英昭セイコーエプソン株式会社取締役会長より受賞者答辞をいただきました。 記念プレートはセイコー時計資料館に 永久展示されることとなりました。 皆様も是非一度、時計資料館を訪ねて、記念プレートをご覧ください。

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IEEE東京支部主催 2004年第3回講演会およびW. S. Read氏と懇親会開催報告

 11月26日(金) 14:00より、工学院大学新宿キャンパスにて、セイコーウオッチ株式会社の Milestone受賞を記念して支部主催の講演会 が開催されました。
日本計量史学会理事の松本栄寿様、スミソニアン博物館 キュレーターのCarline Stephens様およびスミソニアン博物館 ヒストリアンのMaggie Dennis様3名をご講演者にお招きして、 スミソニアン博物館の展示などについて興味深いご講演をいただきました。
講演会に引き続き、モノリス29においてW. S. Read氏、Region10 Director のJung Uck Seo氏とともにご講演者をお招きして、東京支部 およびJapan Council役員・理事との懇親会が開催されました。 Read氏の朗らかなお人柄で、懇親会は大変活発な意見交換の場となりました。

Marker 講演会の模様
Marker 懇親会の模様

2004年第3回IEEE Japan Council理事会開催報告

12月7日(火)16:00から、第3回Japan Council 理事会が、KDDI飯田橋ガーデンエアタワービル28階会議室にて開催されました。 理事会には現役員・理事20名と次期役員3名が出席されました。
松島セクレタリより2005/2006年理事会構成メンバー案が説明され、承認されました。 2004年活動報告では、Chapter Operation Committee の石川ChairよりChapter新設、メール配信のルール策定、Chapter支援費により活動が活発化したことなどが報告されました。 Student Activities Committee 宮永Chairより、各Student Branchに送られてくるリベートを Japan Councilが一括受領することによる銀行手数料削減が提案され、了承されました。
理事会に引き続き、KDDI飯田橋ガーデンエアタワービル29階カフェテリアにおいて、 新旧役員・理事の懇親会が開催されました。辻井Chairを始め、ご出席者全員がご挨拶され、 終始和やかに懇親されました。

Marker 理事会議事録(案)
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Marker 懇親会の模様

2004年第2回Chapter Operation Committee Meeting開催報告

11月9日(火)13:00より、2004年第2回Chapter Operation Committee Meetingが弘済会館欄の間で開催されました。43Chapterの内 38Chapterが出席され、委員会役員を含めて45名の方がご出席されました。
Chapter支援費(リンク)の運用状況について10月31日現在で51件の支援事業を行った事が報告されました。 また、Chapter支援費の利用に関して活発な意見交換がなされました。  2004年6月以降にComputational Intelligence Society Japan Chapter とComputer Society Fukuoka Chapterが設立され、 石川Chairより今後もChapter設立に向けて積極的な活動を展開されるようお話がありました。 メーリングリストの運用方法についても議論がなされ、 Chapter活動におけるメール配信ルールが決定されました。

Marker 委員会の模様

IEEE Student Branch Leadership Training Workshop開催報告

11月12日(金)に、香川大学において IEEE Student Branch Leadership Training Workshopが開催されました。 今回のWorkshopは、香川大学のローカルアレンジで行われました。
今回は、四国支部主催の高知工科大学 冨澤治先生の特別講演会に引き続きワークショップが開催されました。 日本全国から14大学のStudent Branch、 Student Branch申請中の武蔵工業大学、および申請検討中の名古屋大学の16大学が参加し、 41名が出席されました。
ワークショップでは、長年学生活動の支援をしてこられた 東京工業大学ブランチカウンセラの西原先生が講師を勤められ、 各ブランチの活動紹介から始まり、学生ブランチの運営やIEEE学生会員であることの 意義等について議論し、今後の活動活性化や問題解決策を検討しました。
ワークショップに引き続き開催された懇親会では、2004年で10周年を迎えた 東京工業大学熊本大学、 慶応大学の各ブランチに宮永 Student Activities Committee Chairから記念の楯が贈られ、出席された方々から祝福されました。 また、申請中の武蔵工業大学を含めたすべてのブランチに、IEEEのブランチバナーが贈呈されました。 ブランチバナーは、今後の各ブランチの活動に活用されることでしょう。

Marker Workshopの模様

東京工業大学Student Branch主催2004年Student Paper Contest表彰式開催報告

東京工業大学Student Branch 主催の2004年Student Paper Contest の表彰式が12月21日(火)12:20より、同大学で開催されました。 今回のコンテストには10件の応募があり、15名の先生方がボランティアで査読され、 1位から3位までを選ばれました。また、査読された先生方は、 投稿者に対して論文作成のテクニカルな事柄から内容にまで触れた丁寧なコメントをされ、 学生たちは、今後の論文作成に多いに参考になると喜んでおりました。
表彰式はピザランチを取りながら行われました。 ブランチカウンセラの西原先生から表彰状と賞金が手渡されると、会場から拍手が起こり、 受賞者は満面の笑みで答えていました。見事1位になったM1の宮野さんは、 始めての国際会議に出した論文が受賞したので、これを機に頑張って行きたいと語ってくださいました。 授賞式の模様はホームページに掲載されております ので、ぜひご覧ください。
東京工業大学のStudent Branchでは、2005年2月15日に開催する 「2005 IEEE Tokyo Student Workshop」など、 今後も様々なイベントを企画し活動しています。

HISS – The 6th IEEE Hiroshima Student Symposium開催報告

IEEE広島支部では、 12月4日(土)から5日(日)の2日間、 The 6th IEEE Hiroshima Student Symposiumテクノアークしまね で開催いたしました。 今回で6回目となるHISSですが、開催期間中の参加者は延べ400名と盛況でした。 国立大学の法人化を機に、産官学連携強化を意識し、 大学を身近な存在にという願いを「社会への架け橋」というテーマに込めて、山口大学、島根大学、 岡山大学、広島大学、広島市立大学、鳥取大学の44名が実行委員を務め、基調講演、 パネルディスカッション、テクニカルプレゼンテーション、研究室展示などを実施しました。
今回のHISSでは、学生の理系離れに歯止めをかける目的で、島根県産業技術センターのご協力を得て、 初めて高校生体験講座を企画しました。テクニカルプレゼンテーションでは、 HISS史上最多の145件の発表がなされ、14件に論文賞が贈られました。 今回は高専からの発表が多く、高専で行われている研究についても社会にアピールする機会を提供できました。 今後は、高校からのテクニカルプレゼンテーションも視野に入れ、幅広い世代の交流の場を目指して、 シンポジウムの企画運営をして行きたいとのことです。
実行委員会メンバーは、「学生の、学生による、社会のためのシンポジウム-HISS」 の運営は初めての経験でしたが、学会運営の難しさや社会の厳しさを体験しながらも、 広島支部の理事の方々を含め、皆で力を合わせて乗り切りました。この貴重な経験を将来に活かし、 社会の一員として羽ばたいてゆく自信を深めたことは言うまでもありません。

Marker シンポジウムの模様

2005新Fellowが決定

IEEE本部より、 2005年新Fellow昇格者の発表がありました。 東京支部では19名の方々が、全国では36名の方々が昇格されました。
昇格された新Fellowの皆様に心からお祝いを申し上げます。

2005年会員更新手続きはお済でしょうか? 本部ホームページから、Online更新手続きができます。
Online更新手続き:http://www.ieee.org/membership/renewal/

支部からのご案内は、電子メールを優先にお送りしております。 ご住所・Email等の変更は、速やかに本部へお届けください。 Web Accountを登録すると、 Onlineで変更届けができます。 Web Accountの登録方法をご参照ください。

東京支部では、会員の皆様のシニアメンバーへのアップグレードを推奨しています。 本部のWeb上で Online 申請ができます。 詳細はSenior Member 申請方法 をご参照ください。

会員の皆様からのご意見、ご要望、お問い合わせは、 tokyosec@ieee-jp.orgまでお願い致します。