IEEE 東京支部

概要

[最終更新日  2018年3月9日]

沿革

IEEE東京支部 (IEEE Tokyo Section) は、IRE東京支部として1955年、 G.W.Bailey 氏、Ernst Weber 教授などのすすめにより、蓑妻二三雄氏が中心となって、 IRE東京支部創立の発起人会が作られ、25名の署名を得て本部に申請、同年暮承認された。

翌1956年2月6日、IRE東京支部第1回役員会が開催され、支部として正式に発足したものである。 1963年にIREとAIEEが合併しIEEEとなったことに伴い、支部の名称もIEEE東京支部となった。 本支部は全日本在住会員のための「日本支部」であるが、 Tokyo Sectionという名称は米国における支部がそれぞれ都市名を用いていたことにならってつけられたものである。

東京支部は Region 10に所属している。 設立当時72名であった会員数も毎年漸増、1998年には、10,000名を越えた。 1998年11月、日本におけるIEEE活動の活性化を促し、地方在住の会員へのサービス向上を 目的として、 全国を8支部に分割し、各地に新しく IEEE支部を設立した。 東京支部もその1支部となり、領域が全日本から関東・甲信越地区に限定された。 1999年6月、各支部間の交流を推進し、活動支援を行う目的で8支部の承認を得て、 IEEE Japan Councilが新設された。

なお、2006年には信越支部が設立され、現在の支部数は9つとなっている。 IEEE Society の地方組織である Society Chapter は、1958年に最初の Chapter としてMTT (Microwave Theory and Techniques) が設立されて以来、年々その数が増え、活動も活発になっている。

◆1955年創立からの IEEE 東京支部 50年の歩み  はこちらから

◆1955年創立から IEEE東京支部 60周年 ―この10年の歩み―  はこちらから

IEEE Tokyo Section History(IEEE本部Historyサイト)

 

現況

東京支部はその領域を関東地方とし、学生会員を含め約7,800名 (2017年12月)の会員を擁する。 支部運営は年4回開催される理事会にてその方針を審議・決定する。 また、8つの常設委員会 (Standing Committees) が常設されており、それぞれ積極的な活動を行っている。

活動の主なものとして、年1回の支部総会、 IEEE Award 受賞者記念講演会、内外の著名な学者・技術者を招待しての講演会の開催 がある。 また、 IEEE Fellow 推薦の支援、IEEE Student Branch を中心とした 学生活動の 支援、会員への情報配信サービス等を行っている。 技術分野としてはSociety Chapter活動が行われており、現在東京支部傘下に35を超えるChapterが設立されている。(他支部とのJoint Chapterも含む)

さらに、技術分野の活動の他にもAffinity Groupの活動がある。 現在東京支部にはLMAG(Life Member Affinity Group / 2010年設立)とYP(Young Professionals / 2008年設立)WIE(Women in Engineering,Tokyo Shin-etsu Joint Sections WIE / 2020年設立)の3つのAffinity Groupが設立されている。 2018年にはSIGHT(Special Interest Group on Humanitarian Technology)も設立され、 世代や支部を超えたGroup間の交流も含め活発な活動が行われている。

東京支部では会員への情報提供と情報交換の場として、電子メディアを利用した “IEEE Tokyo Bulletin” の発行を2000年5月からスタートした。