Senior Member昇格要件

[2015年9月1日更新]

IEEE Bylaw I-104.3 はSenior Member への昇格基準を以下の様に明記しています。

  • 候補者は、IEEEが指定した分野内の技術者、科学者、教育者、技術経営者または創立者とする。
  • 候補者は最低10年の専門的実務経験がある者とする。
  • 候補者はその10年のうち最低5年間、優れた功績を残していなければならない。

加えて、Fellow、Senior Member、 又はHonorary Memberの資格を持つIEEE会員3名からの推薦状(References)が必要である。
例を参照する

IEEE指定分野

・工学
・コンピューター科学・情報技術
・物理科学
・生物・医療科学
・数学
・通信技術、教育、経営、法務

10年間の専門的経験

候補者の申請を審査するad hoc Admission and Advancement (A&A) Review Panelは、候補者の専門的実務経験の年数をカウントします。
10年間の専門的経験には、修学期間と就業期間の両方を含めることができます。 修学期間は内容によって以下の年数を含めることができます。

  • IEEE指定分野において学士号を取得した場合:3年間
  • 学士号および修士号を取得した場合:4年間
  • 博士号を取得した場合:5年間

5年間の優れた功績

申請を考えている候補者の多くは、 「優れた功績」には特別な賞、特許または極めて洗練された技術的偉業が求められると考えている様ですが、そうではありません。 チームリーダー、業務監督者、プログラムやプロジェクトを担当する技術者、論文発表等を成果の尺度とする研究者や科学者、 または研究内容や出版物を用いて授業内容を考え、教鞭に立つ教職員、これらの価値ある職務は、全て以下に示す優れた功績に該当します。

  • 価値のある開発、責任または成果
  • 工学・科学論文、書籍または発明の発表
  • 科学的または工学的に重要な仕事を技術的に方向付け、もしくはマネージメントした実績(但し客観的証拠が必要)
  • 科学・工学職の発展に対する充分な貢献
  • IEEE指定分野における重要な科学・工学教育課程の開発
  • 技術文書作成、特許権行使、特許法等の分野における上記に準ずる貢献

Senior Member昇格に相応しい優れた功績は、申請直近の数年間を対象としている訳ではありません。 したがって、Life MemberやRetired Memberも昇格の対象となります。

推薦状 (References)

申請者はまた、Senior Member、FellowまたはHonorary Memberの資格を持つ現役のIEEE会員から3通の推薦状を提出しなければなりません。 職場の同僚に推薦状をお願いするのが最善ですが、 推薦者となるSenior MemberやFellowを見付けるのが難しい場合、以下の3つの選択肢があります。

Option 1

IEEEオンラインメンバー名簿であるIEEE memberNet を利用し、Senior MemberまたはFellowを検索します。以下の簡単なステップに従ってください。

  • myIEEEにサインイン
  • usernameとpasswordを入力
  • 右上の角内にあるmemberNet sectionから”Advanced Search”を選択
  • まずMember Grade list から”Fellow”と”Senior Member”を選択、add buttonをクリック (検索を強化するため、必ずLife SeniorとLife Fellowも含める)
  • Technical Interest Profile(s) and/or Country(s)を加えて検索内容を確定
  • 準備が出来たら、search buttonを選択
  • 候補となる推薦者へのe-mail文面を作成:どこでその情報を得たか(memberNetを参照したこと)を必ず記入すること
  • 現地エリア外の会員に打診する前に、候補者の所属するSection内の会員数名に打診すること
  • 追加の推薦者候補に打診する前に、Senior Member statusページを確認

IEEE memberNet – The IEEE Member Directory Onlineの詳細は こちら

Option 2

適任の推薦者を探す支援を依頼するため、Section ChairまたはChapter Chairに連絡して下さい。 Section/Chapter Chairへの連絡に際して支援をご希望の方は senior-member@ieee.org (Denise Howard)までご連絡下さい。
申請者は責任を持って推薦者に連絡して下さい。 推薦者は、望ましくは Senior Member Reference Form を使用し、推薦に関する簡単な文書をIEEEへ直接送る必要があります。 Senior MemberまたはFellowが推薦者(nominator)となった場合、その他に2通の推薦状が必要です。 Reference Formを提出しただけでは推薦したことにはなりません。 推薦と扱われるためには、Application Formの該当箇所(Nomination)に記入する必要があります。 Nominate a Senior Member Initiativeの一環として、 Section またはSocietyに対する$10の報奨金を希望する場合は、 Application Formの”Nominating Section or Society”欄に該当する SectionまたはSocietyの名前を記入する必要があります。

Option 3

Section Meetingに参加して、候補者が所属するSectionのSenior MemberやFellowと交流し、お願いをして下さい。

以下はSenior Member昇格に相応しい優れた功績の例です。 いずれの場合も、要件を満たした3通の推薦状が提出されていることを前提とします。

Case1

ある申込者/被推薦者は、IEEE technical Societyの一つに含まれる研究領域で学士号を取得し、卒業後、7年間の実務経験を積みました。 これは10年間の実務経験という要件を満たします。優れた功績を示すため、最低5年間に渡り重要な職責(チームリーダー等)を担ったことを説明しました。

結果:全ての基準を満たし、申込はApprovedで通過

Case2

ある申込者/被推薦者は学士号を取得して卒業後、1年間産業界に就業し、続いて大学院生として2年間を過ごして修士号を取得しました。 続く5年間は、Case1と同様に産業界で優れた功績を示しました。

結果:Approved

Case3

ある申込者/被推薦者はIEEE指定分野において学士、修士および博士号を取得しました。 博士号取得後、大学、産業界または官公庁において5年間の優れた功績を示しました (例:博士号を取得し准教授に昇格後、5年間を大学教職員として過ごす)。

結果:Approved

Case4

ある申込者/被推薦者は、学位は取得していませんが、技術者として電子産業に長年従事してきました。 10年前、技術者レベルの地位に就き、それ以降その業務を続けています。 その期間中には、最低5年間に渡る優れた功績が示されています。

結果:Approved

Case5

ある申込者/被推薦者は、数年前に定年退職し、最近はその職業から離れていました。 定年退職前に、その申込者/被推薦者は、5年間の優れた功績を含む、少なくとも10年間の専門的実務経験がありました。

結果:Approved