IEEE 東京支部

第78号

会員皆様へのご挨拶  ― 役員任期を終えるにあたって ―
IEEE東京支部 2011-2012 Chair
青山 友紀(慶応義塾大学 教授)

私達支部役員一同は2011年1月から役員を務め、2012年12月をもって任期を終え、2013年1月から新体制へバトンタッチします。 この間、会員の皆様からは多大のご支援とご協力を賜りました。役員一同、心から御礼申し上げます。

会員数は、2010年12月の7,865人が2011年12月に7,763人に減少しましたが、2012年11月には7,900人に増加しました。 工学系学会の会員数が減少傾向にある中で、役員・会員の皆様のご努力のおかげで、東京支部はこの2年間で会員数が増加しております。

Fellowへの昇格は、2011年は11名でしたが、2012年および2013年は13名に増加しました。 IEEEの各賞は2011年に佐々木 正一氏、村井 純氏、井上 博允氏の3名が受賞しました。 2012年には、内海 善雄氏がIEEE Honorary Membershipを受賞しました。 さらに、高橋 直也氏、飯塚 哲哉氏の2名が受賞しました。2013年では、高橋 常夫氏と高木 信一氏の受賞が決定しています。 また、LMAG東京チェアの葉原 耕平氏が東京支部では初めて、2012 Region 10 Outstanding Volunteer Awardを受賞します。

IEEE Milestone関係では 2011年に直接衛星放送サービス、 2012年には電界放出型電子顕微鏡およびG3ファクシミリの国際標準化の計3件のMilestone Plaque贈呈式を開催しました。 G3ファクシミリの国際標準化の贈呈式では、Gordon Day IEEE会長に出席をお願いし、NTT、KDDIおよびIEEEの3人のプレジデントの同席が実現しました。 Milestone認定にご尽力いただきました前東京支部長の今井 秀樹氏、前IEEE 歴史委員会委員の大野 榮一氏をはじめ、ご協力いただきました方々に感謝申し上げます。

2012年にはLMAG他との共催を含めて過去最多の11回の講演会を開催しました。 また、Gordon Day IEEE会長の来日記念講演会および同会長とSAC、GOLD、JC WIEの若手メンバーとの交流会では、 ビデオによる記録とインターネットでの配信を初めて行いました。

また、GOLD、Student BranchおよびJC-WIEが中心となり、学生・若手技術者のためのキャリアアップワークショップほか各種のイベントを開催しました。 2012年には、2大学でStudent Branchが誕生しました。

海外との活動では、Region 10 Meet 2011、2012およびSections Congress 2011に参加するとともに これらの招致を提案しましたが円高の影響で実現はなりませんでした。 2012年には、東京支部、関西支部、名古屋支部、LMAG東京、JCHCが連携して企画したIEEE Technology Tour of Japanが実施されました。 さらに、Region 10と国内9支部が共催する予定である新しい国際会議R10 HTC (Humanitarian Technology Conference) 2013が 東日本大震災などの大災害に対応するHumanitarian Technologyを中心として仙台で開催予定であり、その開催準備を推進しました。 さらに、IEEE本部の委員会に候補者を推薦しました。これにより、多くの新委員が誕生しました。

また、円高による東京支部予算の減少に伴う経費節減では皆様に多大のご協力いただきました。 来年度以降も一層の節約にご協力をお願い申し上げます。

ここで、諸活動を熱心に推進していただいた雁部 洋久副支部長、有本 由弘Secretary、河野 隆二Treasurerをはじめ役員の皆様に心から感謝申し上げます。 また、幹事会社である富士通株式会社様、同社の山下 真司様、秋山 和代様、林 睦美様のご支援に厚くお礼申し上げます。 さらに、東京支部事務局の加藤 麻紀子様、島袋 恵理子様にはさまざまな仕事を快くお引き受けいただき、有難うございました。

2013年1月からの新支部長は津田 俊隆氏(早稲田大学)です。 新体制のもとでIEEE東京支部がさらに発展することを心から期待致します。

最後になりましたが、会員の皆様に改めて御礼申し上げますとともに、皆様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

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