東京支部長の任期を終えるに当たって
IEEE東京支部 2013-2014 Chair
津田 俊隆(早稲田大学 教授)
この頃は月日の経つのが本当に速く感じられ、2年前に支部長を拝命して着任して間もないと思っていたのに、気が付けばあと2週間で任期を終える時期になっていました。この間、理事会メンバーの皆さん、事務局の皆さんを始め、多くのメンバーの方に強力なご支援を頂いたお蔭で、何とか大役を務めあげる事ができましたこと、心から感謝致します。この間、新しくフェローになられた方々への御祝いや、マイルストーン認定証授与式への出席等、 大変おめでたい場に何度も出席させて頂き、喜びを共有できたことが、大変良い思い出として残っています。
今期の東京支部の活動は、通常行っている講演会やYPs, LMAGの各種行事実行、Bulletin発行に加えて、 JC傘下にあったチャプターの移行と言う大きな作業が求められた2年でした。チャプターは支部に属しているのが通常の姿であり、JCの方針として支部移行が決まっており、JCまた東京支部はチャプターを持っていない不完全な構造だったこともあり、主テーマとして力を入れて取り組むことにしました。東京支部の意気込みとしては、最初の1年で移行を終了し、2年目には新しい構成で運営するというものでしたが、実際はそう簡単ではありませんでした。 多くのチャプターの運営を東京支部が引き受けることになるため、基本的に移行手続の流れを我々、実際はセクレタリーの千葉さん、が作り上げる事になり、この確立に想像以上の時間が掛りました。更にチャプターの設置規定の関係から、東京支部でお世話をすることになる多くのチャプターについて複数の支部のジョイントチャプターとする必要があり、関連するすべての支部での手続きが必要になる事も、大変さを増幅したようです。また、本部での承認が7か月から1年を費やした事も想定外で、結局今に至って以降承認が得られ始めた状況です。 時期は遅れましたが、関係各位の努力のお蔭で、目標とした活動が何とか達成の入り口までたどり着いたという思いでいます。
IEEEにおける、企業技術者にもっと価値を提供しなければいけないという共通認識に基ずいて、JCの中にIndustry Promotion Committeeを設立する動きに参加したこと、この動きを後押しするために東京支部主催で来年日本初のMetro Area Network(MAW)を開催することを決め準備に取り掛かったこと、 更に前哨戦としてLMAG, YPs, WiE共催のイベントを開催して多くの参加を得たことも、強く印象に残っています。特に、YPsのメンバーが積極的に運営に関わってくれたことは、私にとってはとても嬉しい思い出となっています。
その他、2度の R10会合出席、本年開催されたIEEE Section Congress 出席は、今更ながらIEEEの規模の大きさを感じ、また新しい人的ネットワークを築く良い機会となりました。
あっと言う間に過ぎた2年でした。多くの事を残すことは出来ませんでしたが、私にとって思いで深い期間となりました。会員の皆様、理事会の皆様、そして事務局の皆様にお礼を述べ、筆を置きます。益々元気な活動を期待しています。有難うございました。
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