IEEE 東京支部

第18号

IEEE東京支部 Publications Committee Chairからのご挨拶

IEEE Tokyo Bulletin No.18は、2003年最後の発行となります。
1年間ご愛読いただき大変ありがとうございました。今後もIEEE東京支部およびIEEE Jpan Councilの活動報告を中心に、皆様に情報提供をさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2003 IEEE President Mike Adler来日講演会開催

IEEEのMike Adler会長、Arthur Winston次期会長、IEEE Staff Director Lyle Smith氏およびRegion10 Director Jung-Uck Seo氏ご一行が、11月6日(木)-7(金)の両日、来日されました。
11月6日(木)は、世界各国の産業界との関係を重視したいとするIEEEの方針により、日本の主要企業の技術担当役員6名と意見交換し、交流を深めることを目的に、住友会館にてIEEE本部主催の懇談会と懇親会が開催されました。
11月7日(金)は、Japan Council主催でAdler会長の講演会が、KDDI本社ビルにて開催されました。Japan Councilおよび東京支部から19名の役員理事等が出席されました。講演会では、Region10 DirectorおよびJapan Councilからのプレゼンテーションも行われました。プレゼンテーション資料をリンクさせましたので、皆様も是非ご一読くださいますようお願いいたします。
講演会に引き続き、Adler会長ご一行の奥様方も参加されて、懇親会が開催されました。懇親会では、Adler会長よりJapan Councilに感謝の言葉が述べられ、Region10 Directorをはじめ、辻井Chair等、今回のご訪問にご助力された方々に対して記念品が贈られました。

Marker IEEE会長来日講演会プレゼンテーション資料
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IEEE本部主催懇談会・懇親会の模様
Marker Japan Council主催講演会・懇親会の模様

2003年第2回 Chapter Operations Committee Meeting開催

11月19日(水)14:00より、2003年第2回Chapter Operations Committee Meetingが弘済会館において開催されました。Japan Council役員Chapter Operations Committee役員40Chapterのうち35ChapterのChair(または代理)など40名が出席されました。
前回議事録の確認、Japan Council理事会の報告に引き続き、Chapter Operations CommitteeのChapter支援状況の報告と「Chapter支援の考え方とその運用に関する留意点」の書き換え及び 「IEEE Chapter Operations Committee Meeting出張旅費規程の改訂」についての審議がありました。出張旅費規程の改訂は、12月15日開催の第3回Japan Council理事会に提案され、承認後実施になります。各Chapterからは、2003年6月から2003年11月までの活動報告が行われました。
Chapter Operations Committeeでは、石川Chair、役員が各ChapterのChairを訪問して、現状把握と意見交換、支部Chapter設立支援を行っています。6月から9月までに、7ChapterのChairを訪問しました。

Marker 会合の模様

 

2003年第4回IEEE東京支部理事会開催

12月5日(金)15:00より、2003年第4回理事会が、KDDI本社ビル(ガーデンエアタワー)28階会議室にて開催されました。
理事会では、2003年第3回理事会議事録案が報告され承認されました。東京支部事務所の賃貸借契約について、新規契約の名義を東京支部からJapan Councilに変更することを、12月15日開催に第3回Japan Council理事会に提案することが承認されました。松島セクレタリより、ボストン支部との協力関係について、2004年には学生の交流活動の実現に向けて準備する旨の報告がされました。また、東京支部内に留まらず、他支部の学生も参加できるようオープンなものとするため、Japan CouncilのStudent Activities Committeeにも協力を要請することが確認されました。瀬崎トレジャラから2003年の決算予想報告と2004年の予算案について説明があり、承認されました。

Marker 理事会議事録(案)
Marker 理事会の模様

2003年第3回IEEE Japan Council理事会開催

12月15日(月)15:00より、2003年第3回理事会が、KDDI本社ビル(ガーデンエアタワー)28階会議室にて開催されました。
理事会では、2003年第2回理事会議事録案の報告、承認に引き続き、2003年Japan Councilの活動報告が行われました。その他の主な審議、報告事項は下記のとおりです。

  1. Chapter Operations Committeeより、Chapter支援状況の報告と、「Chapter支援の考え方とその運用に関する留意点」の書き換え及び 「IEEE Chapter Operations Committee Meeting出張旅費規程の改訂」について提案され、審議の上、承認されました。
  2. 東京支部より提案されました、東京支部事務所の費用負担者と契約者を一致させるため、新規賃貸借契約書の名義を東京支部からJapan Councilに変更し、保証金についてもJapan Councilから支出することが審議され、承認されました。
  3. 東京支部より、ボストン支部との姉妹協定に基づき、2004年に学生の交流活動を実施するにあたり、Japan Councilに協力要請がなされました。これに対し、Student Activities Committeeを中心に、実施することが確認されました。
  4. 瀬崎トレジャラから2003年の決算予想が報告されました。事務所の名義変更に伴う、保証金の費目計上方法については、トレジャラに一任することが了承されました。また、2004年の予算案について説明があり、承認されました。
  5. 大野理事より、IEEE History Committee Trustees Meetingの参加報告がなされ、IEEE Milestoneに関する情報を含めて本部History Centerの活動について報告をされました。また、IEEE Virtual Museumの運用等について説明がなされました。

Marker 理事会議事録(案)
Marker 理事会の模様

2003年10月10日(金)-11日(土)の2日間、MalaysiaのPenangにおいて Region 10 Annual General Meeting 2003が開催され、東京支部から安田支部長と村上副支部長が、Japan Councilから松島セクレタリと瀬崎トレジャラがそれぞれ参加されました。IEEE本部関係者、Region10関係者を含め77名の参加がありました。
参加された方々からは、ガイダンス型セッションや地域に密着したテーマ型セッション等が数多く開催され、どのセッションでも議論が活発に行われ大変盛況であり、IEEEのRegional Activityの全貌を理解するために、良く準備された会合であったとの印象を受けられたとのことでした。

Marker Meeting Report

Student Activities Committeeでは、IEEE学生ブランチリーダーシップトレーニングワークショップを、10月31日(金)11:30~17:30まで、山口大学において開催いたしました。今回のワークショップはIEEEの学会全体のシステムと学生ブランチの活動を理解することをメインテーマとして開催され、14大学のStuden Branchから33名が参加されました。
各学生ブランチの活動状況報告や、学生全員によるグループディスカッション等を行いました。また、IEEEの組織や活動に精通している東京工業大学の西原明法教授にご講演いただき、学生ブランチの位置づけとIEEEの組織について、十分に理解を深めることができました。学生ブランチ間の交流も活発に行われ、今後の活動プランに大いに参考になりました。ワークショップに引き続き開催された懇親会では、他の学生ブランチのメンバー同士がうち解けて、積極的な交流が行われました。
ローカルアレンジをお引き受けいただいた山口大学の粟井郁雄教授のご助力のおかげで、学生ブランチの今後の活動の活性化が期待できるワークショップを開催することができました。

Marker ワークショップの模様
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懇親会の模様

東京工業大学のStudent Branchでは、毎年学生論文コンテストを行っております。IEEE東京支部の支援により今年も英語による論文を募集し、11件の応募がありました。東京工業大学の教官17名の方々がボランティアで審査されました。 論文審査は1件を3名で担当され、12項目を5段階評価する方法で行われました。この評価項目や審査用紙は、学生たちが教官と相談して作られたものです。 厳しい論文審査により、1位から3位まで3件の論文が選出されました。
2003年Student Paper Contestの表彰式は、12月10日(水)13:30より、東京工業大学大岡山キャンパス南3号館にて開催されました。表彰式は東京工業大学電気電子工学専攻長の荒井滋久教授にご臨席いただき執り行われました。受賞者は表彰状と賞金をBranch Counselorの西原明法教授より授与され、喜びとともに自信を深めることができ、さらなる飛躍が期待されます。また、応募者全員に論文に対する審査のコメントが手渡されると、熱心に読まれている姿も印象的でした。

Marker 表彰式の模様

IEEE広島支部では、第5回学生シンポジウムを12月13日(土)-14日(日)の2日間、広島大学付属中高等学校において開催いたしました。今年で5回目を迎えるHISSは、2日間で約450名の参加者がありました。
パネルディスカッション「動き出す国立大学~未来への展望~」は、国立大学の法人化をテーマに開催されました。今回のテーマについては皆様の関心の高さが伺われ、休憩時間も割いての活発な意見交換が行われました。中国地方を中心とした研究室展示では、大学から21件、今回始めて企画された企業展示では、3件の展示参加があり、大学の研究室や企業でどのような技術や研究成果があるのかを紹介していただきました。展示見学後に、聴講者が審査員となる採点形式のアンケート調査を行い、HISS研究室展示賞2件選手が選出されました。また、今回は中国、四国、九州から幅広く論文を募集したところ、114件もの応募がありました。論文審査は57名の教官のボランティアによって行われ、HISS最優秀研究賞1件、HISS優秀研究賞5件、HISS最優秀プレゼンテーション賞1件、HISS優秀プレゼンテーション賞4件が選ばれました。
中国5県の学生の力により活発な活動を展開しているHISSは、「社会への架け橋」のテーマのとおり、大学での研究活動や成果を社会に浸透させる大きな役目を担っています。

Marker シンポジウムの模様

IEEE本部より、2004年新Fellow昇格者の発表がありました。東京支部では11名の方々が、全国では26名の方々が昇格されました。
昇格された新Fellowの皆様に心からお祝いを申し上げます。

  • 事務局のFAX番号およびビル名が下記のとおり変わりました。
    〒105-0003港区西新橋3-6-2西新橋企画ビル8階 TEL:03-5776-7670  FAX: 03-5401-3850
  • 事務局は2003年12月27日から2004年1月4日まで、年末年始休暇のためクローズします。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
  • 東京支部では、会員の皆様のシニアメンバーへのアップグレードを推奨しております。本部の Web 上で Online 申請ができます。詳細についてはSenior Member 申請方法をご参照ください。
  • また、 住所等の変更届は、必ずIEEE本部へお願いいたします。 Web Accountを登録すると、 Onlineでの変更が可能です。 登録方法をご参照ください。
  • 会員の皆様からのご意見、ご要望などのお問い合わせは、tokyosec@ieee-jp.orgまでお願い致します。