IEEE 東京支部

第116号

[2019年 1月 24日]

2019/2020年 IEEE東京支部 新支部長就任のご挨拶
IEEE 東京支部 2019-2020 Chair
徳田 英幸(国立研究開発法人 情報通信研究機構 理事長)

 

 2019年1月より2年間IEEE東京支部長を務めさせて頂くことになりました徳田英幸です。皆様と共に、東京支部の活動がより活発に、より価値あるものになるように努力したいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。最初に、これまでの東京支部の様々な活動に多大なご尽力を頂いた、笹瀬巌前支部長、東京支部役員始め、会員の皆様に心から感謝申し上げます。

 IEEEは、国内の学会と異なり、電気電子関連の多様な分野のエンジニアリングを網羅し、学術活動から標準化、出版、キャリア形成支援、そしてスタートアップ支援など幅広い活動をグローバルに行なっています。東京支部としても、会員の皆様の様々な活動を積極的かつ多面的に支援して参りたいと思います。私自身、大学院修士時代に最初に採択された論文がカナダ・ケベックで開催された第4回IEEE Data Communications Symposiumであったことや、最初に就職したカーネギーメロン大学計算機科学科において、米国ONRのReal-Time Computing Initiativeに参加した研究グループに所属し、分散リアルタイムOSの研究開発に携わったことから、IEEE Real-Time Systems Symposiumをはじめ数多くの国際会議に長年関わってきました。また、1994年には、米国、韓国の研究者と協力して、アジア地区を中心に開催されるIEEE RTCSA (Real-Time Computing Systems and Applications)の創設に参画し、第1回のコ・プログラム委員長やステアリング委員メンバーとして活動しました。このような経緯もあり、IEEEでの学会活動を通じて、欧米やアジア各国の研究者たちと研究コミュニティづくりの大切さ、国際共同プロジェクトの難しさや楽しさなどを経験することができました。

 東京支部の現状を見ますと、国内のさまざまな学会が会員数の減少問題に直面しているにも関わらず、微減はあるものの、約8,000名の規模で大きな会員減少が無い状態で推移しています。しかし、この状態に留まることなく、大学生や若手/女性研究者・技術者の入会を促進するプログラムや、会員の皆様がさまざまな支部活動により多く参加できるように努めたいと思います。また、従来から進められているシニアの方々と学生・若手会員との交流、マイルストーン表彰の支援などとともに、国内他学会との連携や国内外の新しいスタートアップ企業などとのコラボレーションなども検討したいと思っております。東京支部が益々皆様にとって有益な組織になりますようご支援のほど、ご支援ご鞭撻いただけますようどうぞよろしくお願い致します。

 

 

IEEE東京支部事務局からのお知らせ

 

  • Tokyo Bulletin はメールにて発行させて頂いております。
  • 2019年のメンバーシップ更新はお済みでしょうか? Web Account をご登録されますと、 本部ホームページからオンラインで 更新お手続き ができます。
  • 東京支部では会員の皆様のシニアメンバーへのアップグレードを推奨しております。本部ホームページ上で Online 申請 ができます。 詳細についてはSenior Member 申請方法 をご参照ください。
  • 住所等のご変更 は、必ずIEEE本部に届け出てください。 Online でのご変更が可能です。
  • 会員の皆様からのご意見、ご要望などのお問い合わせは tokyosec@ieee-jp.org までお願い致します。