IEEE 東京支部

第98号

[2016年6月10日]

2016年 第2回 東京支部講演会開催

2016年4月25日(月)午後2時より機械振興会館 地下3階 研修室1にて、参加者32名を集めて東京支部 History Committee/Technical Program Committee 主催講演会を開催しました。
講演者にはスコットランド国立博物館主任キュレータのDr. Klaus Staubermann(Principal Curator, Science & Technology, National Museums Scotland)をお招きし、

1. 「From Material Culture to Maker Culture: how to access technology objects in museums」
2. 「The Communicate gallery of National Museums Scotland」

と題してご講演いただきました。

2016年第2回講演会

 

IEEE Milestone贈呈式、および、記念講演会(東京支部主催講演会) 開催

●IEEE Milestone贈呈式

2016年5月11日(水)、ハイアット リージェンシー 東京 センチュリールームAにて、「緊急警報放送」と「ハイビジョン」の2件のIEEE Milestoneの贈呈式を開催し、Karen Bartleson IEEE 次期会長より、
籾井 勝人 NHK会長へ、銘板が贈呈されました。

銘板が贈呈された2件は、次の通りです。

1.緊急警報放送(Emergency Warning Code Signal Broadcasting System, 1985)

NHKは、大規模地震や津波などの際、自動的にテレビ、ラジオの電源を入れ、
情報を伝える「緊急警報放送」を世界に先駆けて1985年に開始し、
デジタルテレビの世界的な標準化においても、衛星放送と地上放送の規格として採用されている。

2.ハイビジョン(High Definition Television System, 1964-1989)

NHKは、高い臨場感をもたらす、高解像度かつ横長画面の「ハイビジョン」放送システムを開発した。
1964年より、心理物理実験から機器開発まで、広い分野における研究を開始し、
1989年の世界初のハイビジョン衛星放送は、放送の新しい時代を開き、その後世界に普及することとなった。

贈呈式は、萩本 和男 IEEE東京支部Chairの主催者挨拶に続いて、Karen Bartleson IEEE次期会長による挨拶の後、籾井 勝人 NHK会長に2枚の銘板が手渡されました。受贈者を代表して籾井 NHK会長が挨拶、羽鳥 光俊 東京大学名誉教授より来賓祝辞を賜りました。最後に、今回のMilestoneの提案者である黒田 徹 NHK放送技術研究所 所長へは、Milestoneプログラムへの貢献を称えて、IEEE History Committeeから感謝状が贈られました。

今回の2件を含めて、日本で認定されたIEEE Milestoneは28件になりました。

贈呈式終了後、ハイアット リージェンシー 東京 桃山に場所を移して、NHK様の主催で記念祝賀会が盛大に開催されました。

NHK銘板

 

NHK Milestone集合写真

贈呈式記念写真
(前列左から) 萩本 和男 IEEE 東京支部 Chair、Ms. Karen Bartleson IEEE 次期会長、籾井 勝人 NHK会長、羽鳥 光俊 東京大学名誉教授
(後列左から) 原崎 秀信 IEEE 東京支部 Secretary、 白川 功 IEEE Japan Council History Committee Chair、青山 友紀 IEEE Japan Council Chair、森永 公紀 NHK専務理事・技師長、黒田 徹 NHK放送技術研究所 所長

● 講演会

贈呈式と記念祝賀会の後、同日、ハイアットリージェンシー東京 センチュリールームAにて、IEEE東京支部主催でIEEE Milestone記念講演会を開催しました。参加者は約110名、下記の3件の記念講演が行われました。

講演1
白川 功 氏 (Japan Council History Committee Chair)
「IEEE Milestones in Electrical Engineering and Computingの概要」

講演2
正源 和義 氏 (B-SAT 総合企画室 専任部長)
「緊急警報放送の研究開発」

講演3
西澤 台次 氏 (元 NHK放送技術研究所 所長)
「ハイビジョンの研究開発」

[講演会の模様]

 

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