IEEE
Sendai Section

マイルストーン

IEEE Milestone とは

 IEEE Milestoneは、IEEEの広範な活動分野である電気・電子技術やその関連分野において達成された画期的なイノベーションの中で、開発から少なくとも25年以上経過し、社会や産業の発展に多大な貢献をした歴史的業績を認定する制度です。

仙台支部における Milestone 認定

Directive Short Wave Antenna, 1924
指向性短波アンテナ(八木・宇田アンテナ) / 1995年認定

 1924年、東北大学の八木研究室から生まれた、高感度・高指向性アンテナで、レーダー・TV・無線通信などの高周波領域の進展に大きく貢献し、現在も世界各地で活躍している。

(Japan Council ホームページ 「Milestone 受賞記録」より引用)

The Discovery of the Principle of Self-Complementarity in Antennas and the Mushiake Relationship, 1948
(アンテナにおける自己補対の原理と虫明の関係式の発見) / 2017年認定

 東北大学の虫明康人教授は、1948年に自己補対構造のアンテナが周波数に無関係に一定のインピーダンスを持ち、また、極めて広い周波数帯域において、しばしば一定の放射指向性を持つことを発見した。この原理は多くの超広帯域アンテナの設計の基本原理となって、テレビジョン放送受信、ブロードバンド無線通信、電波天文、携帯電話などに応用されてきた。

(Japan Council ホームページ 「Milestone 受賞記録」より引用)

Perpendicular Magnetic Recording, 1977(垂直磁気記録) / 2023年認定

 1977年、岩崎俊一教授は東北大学のチームを率いて、軟磁性裏打ち層を有するコバルト合金薄膜垂直媒体に単磁極ヘッドで書き込む磁気記録システムを開発しました。この媒体と構成により、面内磁気記録を超えるデータ記録密度が可能になりました。2005年以降、垂直磁気記録は、磁気記録装置容量の継続的な成長において重要な役割を果たしてきました。

(マイルストーン贈呈式資料より抜粋)

[参考] 日本におけるMilestone認定一覧

https://ieee-jp.org/activity/jchc/milestone_jusho.html(IEEE Japan Council HPより)

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