支部
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Chair ごあいさつ
2019年から 2年間 IEEE 関西支部長を仰せつかることになった杉江です。関西支部では数年間 Nominations Committee のChairおよび Past Chair として携わらせて頂きましたが、今回支部長として支部活動を支える機会を頂き光栄に存じます。設立以来 11代目の支部長として、これまで支部の発展をボランティアとして支えてこられた歴代支部長、Officer、理事の皆様のご貢献に心から感謝致しますとともに、あらためてその重責に身の引き締まる思いです。
IEEE とは、Institute of
Electrical and Electronics Engineers
という国際的な学会の略称です。多くの方は、IEEE
の名前を聞かれておそらく技術分野の論文誌の発行、国際会議の運営など、技術面での活動を思い浮かべられるのではないでしょうか。IEEE
の組織には、このような技術面をサポートする Technical Activities
Board 以外に、会員サービスや地域活動をサポートする Member and
Geographic Activities Board
があります。地域活動の組織には、例えばアジア地域の Region
10、日本全体を包括する Japan Council などがありますが、IEEE
関西支部は関西地域の会員の皆様にとって最も近くに位置する組織です。
日本における IEEE 活動は、「東京支部」という名称で日本全国をカバーしていた形から、会員増に伴うサービスの向上を目的に
1998年 11月に 8支部体制へ、そして 2006年に
9支部体制と移行しております。この 1998年の
8支部の一つが関西支部であり、現在に至る 20年ほどの期間、関西地区の
IEEE 会員へのサービス向上に努めて参りました。発足当初会員数
1,300名余りでスタートしておりましたが、現在は
900名ほど会員が増え 2,200名余りの会員を擁する支部へと発展して参りました。この間、歴代役員の皆様のご尽力により、各技術分野会員へのサービスを展開する
Chapter の充実、若手を中心にIEEE活動に積極的に関与して頂く施策として様々な賞の設立、学生会員へのサービスの展開としての
Student Branch の立ち上げ、女性会員の活動支援のための WIE
の設立、など様々な方面へ活動を発展させております。
このところ、学会活動への企業の関与が難しいと聞いており、学会の存在そのものが岐路に立っております。また、SNS
の発展により、わざわざ学会などに参加しなくても得られる情報は非常に多くなっております。ただ、実際に会って自分の技術分野に近い知己を得ること、そしてそういったコミュニティにおいてフェースツーフェースで交換される情報は、企業の方にとっても日頃の活動で有益であるケースが多いのではないでしょうか。特に、関西地域の会員が参加する当支部の活動を通して、是非日頃から情報交換できる知己を得て頂きたいと思います。特に若手のみなさんにとっては、自分の職場、大学以外のコミュニティから得られる情報により、第三者的視点で自分を見つめ直す機会は貴重です。会員相互の情報交換の場として、ぜひ関西支部の活動に積極的に参加頂きたく存じます。
我々支部 Officer ならびに理事も、特に大学、企業の若手会員の皆様にとって有益な場を提供できるよう知恵を絞って参る所存です。是非活気ある関西支部活動を展開できるよう、会員の皆様のご協力をお願い致します。
2019年 1月
IEEE 関西支部 Chair 杉江 俊治
関西支部とは?
関西支部は、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県所属の
IEEE 会員の皆様で構成されています。
会員資格アップグレード
- Senior Member へのアップグレード
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IEEE 関連分野の技術者、科学者、教育者、技術管理者で、少なくとも
10年間専門的業務に携わっており、そのうち
5年間にわたり重要な業績を挙げた方
(大学・高専等での研究・教育経験、企業での開発研究のリーダー、技術管理者経験等)
であれば Online で申請できます。
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関西支部では、新たに Senior Member になられた方に
関西支部メダル
を贈呈しています。
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Fellow へのアップグレード
- 5年以上の IEEE 会員資格 (グレードは問いません) を持つ
Senior Member の方が推薦対象です。
その他の手続き等