設立の経緯
1. 新支部設立の目的
一万人近い会員をもつ東京支部を分割し、各地に新しく IEEE 支部を設立することにより、日本における IEEE 活動の活性化を促すとともに、特に地方在住の会員へのサービスの向上、それにともなう会員増強、などを実現する。
2. 新支部設立検討委員会
新支部の設立を検討するため、各地区代表 8名、東京支部理事代表 4名、Chapter 代表 4名からなる新支部設立検討委員会を発足させ、第 1回会合を 1998年 2月 18日に開催した。その後検討を重ねた結果、7支部を新設する案で具体化を進めることとなった。
3. 新支部設立の申請および承認
検討委員会の答申に基づき設立準備を進め、1998年 10月に 7つの新支部設立の申請書を IEEE 本部に提出し、1998年 11月の本部役員会で設立が正式に承認された。新支部の名称、領域、発起人、会員数 (1999年 2月現在) は以下の通りである。
名称 | 地域 | 発起人 (Interrim Chair) | 会員数 |
---|---|---|---|
札幌支部 | 北海道 | 伊藤 精彦 (北海道大) | 約 160名 |
仙台支部 | 東北 | 樋口 龍雄 (東北大) | 約 380名 |
名古屋支部 | 東海/北陸 | 水谷 照吉 (名古屋大) | 約 690名 |
関西支部 | 関西 | 白川 功 (大阪大) | 約 1,380名 |
広島支部 | 中国 | 雛元 孝夫 (広島大) | 約 240名 |
四国支部 | 四国 | 田崎 三郎 (愛媛大) | 約 110名 |
福岡支部 | 九州 | 牛島 和夫 (九州大) | 約 360名 |
なお、新支部の発足に伴い、東京支部は関東/信越の地域をカバーする会員約 6,430名の支部となる。
4. Japan Council の設立
上記 8つの支部を代表する機関として、Japan Council 設立を決め、各支部の代表等 17名で構成する Japan Council 設立委員会を発足させた。第 1回会合を 1999年 1月 19日に開き、Council Bylaws、運営の細則などの検討を行った。Japan Council の 目的は、IEEE 活動の推進、各支部間の交流の推進、各支部の活動支援および日本を代表する役割の行使、および日本全域にわたる活動の推進である。なお、Japan Council 設立記念総会が 1999年 7月 23日に開催される予定である。