「次世代無線通信技術とフォトニクス」ワークショップ

首記シンポジウムをMTT-S Kansai Chapterと共催いたします。
お気軽にご参加下さい。
IEEE Photonics Society Kansai Chapter and Microwave Theory and Techniques Society Kansai Chapter sponsor Workshop on Next Generation Wireless Communication Technology and Photonics.
Your participation is welcome.

【名称】
「次世代無線通信技術とフォトニクス」ワークショップ

【日時】
2019年11月23日 (土) / November 23 (Sat), 2019
13:00~17:00

【会場】
同志社大学 今出川キャンパス 良心館 101教室 (アクセス)
Doshisha University, Imadegawa Campus, Ryoshinkan Building, Lecture Room 101 (Access)

【主催、共催、併催、協賛、後援】
Sponsorship:
Sponsored by
IEEE Photonics Society Kansai Chapter
IEEE Microwave Theory and Techniques Society Kansai Chapter

【備考】
参加資格は問いません。お気軽にご参加ください。
Both member and non-member can participate in the workshop. Your participation is welcome.
参加費: IEEE会員および学生: 無料、 一般: 1,000円
Participation fee: Free of charge (Students, IEEE members), 1,000JPY (Others) .
参加ご希望の方は11月4日(月)までに事前登録いただけると幸いです。(MTT-S Kansai Chapterのページへジャンプします)。当日参加も可能です。
All participants are kindly requested to complete pre-registration form and submit it by November 4 (Mon). (Jump to registration page). On-site registration is also available.

【プログラム】

13:00~17:00, Ryoshinkan Building, Lecture Room 101
「次世代無線通信技術とフォトニクス」ワークショップ 
Sponsored by
IEEE Photonics Society Kansai Chapter
IEEE Microwave Theory and Techniques Society Kansai Chapter

13:00
Opening Remarks

真田 篤志 教授(IEEE MTT-S関西チャプター チェア)
Atsushi Sanada, Professor (Chair, IEEE MTT-S Kansai Chapter)
大阪大学 大学院基礎工学研究科 システム創成専攻 電子光科学領域
Division of Advanced Electronics and Optical Science, Department of Systems Innovation, Graduate School of Engineering Science
Osaka University, Toyonaka, Osaka, Japan

戸田 裕之 教授 (オーガナイザ)
Hiroyuki Toda, Professor (Organizer)
同志社大学 理工学部 電子工学科 光・電子回路システム
Opto-Electronics and Systems Laboratory, Department of Electronics, Faculty of Science and Engineering
Doshisha University, Kyotanabe, Kyoto, Japan

13:05~14:55
Session I

13:05~14:00
Beyond 5G時代のモバイルアクセスを支える有線アクセスシステムの動向
Trend of Wired Access System Bolstering Mobile Access System in Beyond-5G Era

西村 公佐 氏
Kousuke Nishimura
株式会社KDDI総合研究所
KDDI Research Inc., Chiyoda, Tokyo, Japan

コアネットワークで先行しているSDN/NFV導入の流れは、無線アクセスネットワーク (Radio Access Network: RAN) にも波及しようとしている。5Gから始まるサービスタイプの多様化に応えるために、シンプルな物理ネットワークの上に多様な性能のスライスを自在に構築可能とするアーキテクチャと制御フレームワークの実現を目指した取り組みを紹介する。一方、大容量化への対応のためにはミリ波等の高い周波数の活用が不可欠であるが、その反面でセルサイズの縮小を余儀なくされる。4Gから導入が始まった、複数アンテナの連携制御を可能とするCentralized RAN (C-RAN) 構成も、引き続き活用されると考えられる。多数のC-RANアンテナへの高効率伝送を可能とし、かつアンテナ装置の小型化・低消費電力化による設営性の向上を可能とする、Analog Radio-over-Fiber (A-RoF) をベースとしたモバイルフロントホール (Mobile Fronthaul, MFH) 技術について、現在の到達レベルと将来の応用イメージを紹介する。

14:00~14:55
曲げ不感マルチモード光ファイバを用いた28GHz帯無線信号のA-RoF伝送
Analog-Radio over Fiber for 28 GHz band RF Signal Employing Bend Insensitive Multi-Mode Fibers

相葉 孝充 氏
Takamitsu Aiba
矢崎総業
YAZAKI Corporation, Susono, Shizuoka, Japan

大容量無線通信に向けて、5Gでは28GHz帯の開発が進められている。28 GHz帯では広帯域な無線通信が可能となる一方、高い直進性と自由空間伝搬損失により、マイクロ波と比較し無線不感地帯の増加が懸念される。これらの対策の一つとしてRoFによる無線信号の中継が考えられる。特にアナログ光ファイバ無線(A-RoF)は長距離伝送には不向きであるが、簡素な構造と高効率な伝送が可能である。本講演では短距離向けのRoF伝送技術として、配策性に優れた曲げ不感型のマルチモード光ファイバとVCSEL直接変調を用いた28 GHz帯アナログRoFの研究開発の取組みについて紹介する。

14:55~15:05
Break

15:05~16:55
Session II

15:05~16:00
光波の幾何学的変換に基づくOAMモード分解素子の開発
Development of OAM mode sorter based on geometric transformation of light waves

山根 啓作 准教授、渡辺 悠歩、戸田 泰則、森田 隆二 教授
Keisaku Yamane, Associate Professor, Yuho Watanabe, Yasunori Toda, Ryuji Morita, Professor
北海道大学 大学院工学院 応用物理学専攻 応用物理工学コース 光量子物理学
Laboratory of Nonlinear Optics and Laser Physics, Applied Physics and Engineering Course, Division of Applied Physics, Graduate School of Engineering
Hokkaido University, Sapporo, Hokkaido, Japan

近年、光渦と呼ばれる螺旋状の波面を持つ光波が注目を集めており、レーザー加工、超解像顕微鏡、光マニピュレーション、大容量通信など様々な分野への応用が期待されている。本講演では光渦を基底としたモード分割多重に応用する際のキーデバイスであるモード分解素子の研究開発について紹介する。

16:00~16:55
ミリ波通信システムの最新動向
Latest Trends in Millimeter-wave Communication Systems

田邊 浩介 氏
Kosuke Tanabe
日本電気株式会社
NEC Corporation, Kawasaki, Kanagawa, Japan

海外モバイルバックホールに使われる地上固定無線通信システムは、5Gの開発に伴い、10 Gbpsを超える大容量化が強く求められており、従来のマイクロ波より広帯域化が図れるミリ波の開発が活発になってきている。本稿では、ミリ波帯の利用としてE帯(71~76 / 81~86 GHz)10 Gbps伝送装置とD帯(130~174.8 GHz)無線機の開発を、大容量化の手段として軌道角運動量(OAM)モード多重伝送技術の開発を紹介する。また、E帯におけるビームステアリング技術の開発についても紹介する。

16:55~17:00
Closing Remarks

加藤 友章
Tomoaki Kato (Chair, IEEE Photonics Society Kansai Chapter)

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