SiCパワーデバイス ~カーボンニュートラル実現への新展開~
松波弘之 京都大学名誉教授IEEE Edison Medal受賞記念
第1回シンギュラリティ技術講演会
(兼) 第24回関西支部LMAG技術講演会
(兼) 第123回IEEE関西支部 技術講演会 のご案内
SiC Power Device : Progress towards Carbon Neutrality
IEEE Edison Medal Award Commemoration of Prof. Emer. H. Matsunami, Kyoto Univ.
The 1st Singularity Technical Lecture Meeting,
The 24th IEEE Kansai Section LMAG Technical Lecture Meeting, and
The 123rd IEEE Kansai Section Technical Lecture Meeting
[主催]IEEE Kansai Section Chair 梶川 嘉延(Yoshinobu Kajikawa)
IEEE Kansai Section LMAG Chair 櫛木 好明(Yoshiaki Kushiki)
[共催]IEEE Japan Council
大阪工業大学
IEEEでは会員サービスの一環として、革新的な研究・開発・事業に関する講演会等を企画、実施しています。
今回は、広義のシンギュラリティ(技術革新によって社会や生活に大きな変化をもたらす転換点)の可能性を示し始めた新パワーエレクトロニクスに関連した技術講演会シリーズを企画しました。まずは、2023年にIEEE Edison Medalを受賞された松波 弘之 京都大学名誉教授をお招きし、下記の通り第1回シンギュラリティ技術術講演会 (兼) 第24回関西支部LMAG技術講演会、(兼) 第123回IEEE関西支部 技術講演会を開催します。
IEEE会員のみならず、学生や会員のご家族、ご友人など非会員の方々もご参加いただけますので、ご周知頂ければ幸いです。
(詳細は案内チラシ[Flyer]でもご覧いただけます)
IEEE Kansai Section, LMAG (Organizer), TPC, Japan Council and Osaka Institute of Technology (Co-sponsors) will have the 1st Singularity Technical Lecture Meeting, the 24th IEEE Kansai Section LMAG Technical Lecture Meeting, and the 123rd IEEE Kansai Section Technical Lecture Meeting as follows.
記
講演会概要 (Overview)
テーマ (Title)
SiCパワーデバイス ~カーボンニュートラル実現への新展開~
SiC Power Device:Progress towards Carbon Neutrality
講演者(Lecturer)
松波 弘之 氏 京都大学 名誉教授、 IEEE Life Fellow
Hiroyuki Matsunami, Professor Emeritus, Kyoto University
内容(Abstract)
SiC(シリコンカーバイド)は現状のSi(シリコン)に代わり大幅な損失削減と電力変換の高
速化が実現できるパワー半導体材料であり、既に電気自動車等での実用化が加速されています。本講演会で
は、IEEE Edison Medalを受賞された松波弘之氏より、SiCパワーデバイス研究開発におけるブレークスルー
についてご発表頂きます。加えて、電気自動車等、最近の応用分野の拡大、さらに日本・関西発の技術とし
て燃料電池への期待についてもご発表頂きます。
Silicon Carbide (SiC) is an emerging semiconductor material for power switching
that could dramatically reduce the operating loss with faster switching as compared with conventional
Silicon (Si). It has already been applied for electric vehicles (EVs) and other power electronics
equipment taking advantages of the material’s superiority. In this lecture meeting, Professor
Hiroyuki Matsunami, a winner of 2023 IEEE Edison Medal and a distinguished technical leader in this
field, will present technical breakthroughs in the development of SiC materials and devices. He will
also present the expanding applications of SiC power devices including electric vehicles (EVs).
In addition, fuel cells will be discussed as a promising application raised in Japan especially in
Kansai.
日時 (Time & Date)
2023年12月7日(木) 16:30~18:10
December 7, 2023 (Thursday) 16:30~18:10
開催場所 (Venue)
大阪工業大学(梅田キャンパス)OIT梅田タワー 2階セミナー室201、202
〒530-8568 大阪府 大阪市 北区茶屋町 1-45
≪交通アクセス≫
Osaka Institute of Technology, Umeda campus, OIT tower
1-45 Chayamachi, Kita-ku, Osaka, 530-8568 Japan
開催方式: 本講演は、ハイブリッド形式(講演会場およびZoomオンライン)
This lecture will be held on-site and online by using Zoom
言語(Language):日本語(Japanese)
プログラム (Program)
- 16:30
-
開会挨拶・ご紹介等
- 16:35
-
松波先生ご講演
- 17:50
-
質疑応答
- 18:00
-
閉会の挨拶、記念撮影
- 18:30
-
懇親会(希望者のみ)
講演者略歴 (Biography)
1962年 京都大学工学部電子工学科卒業。 1964年 京都大学大学院工学研究科電子工学専攻修士課程修了、同年 京都大学助手。 1970年 京都大学工学博士。1971年 京都大学助教授 。1976年から1977年 米国ノースカロライナ州立大学客員准教授。 1983年 京都大学教授。2003年 京都大学を定年退官し、同大名誉教授。2004年から2012年 科学技術振興機構イノベーションプラザ京都 館長。
SiCの高品質単結晶を世界で初めて実現し、これを用いて世界初の高性能ダイオードとトランジスタを作製した。この技術ブレークスルーを契機にSiCパワーデバイスの実用化が大きく加速された。SiCは、既に電気自動車や新幹線等で用いられ、各種機器の省エネルギー化に大きく貢献している。
これらの学術的・産業的貢献に対して、 2012年度朝日賞、2016年 IEEE David Sarnoff Award、2017年本田賞、2019年 瑞宝中綬章、2023年 IEEE Edison Medal等、受賞多数。応用物理学会フェロー、電子情報通信学会フェロー、IEEE Life Fellow。
参加費 (Registration fee):無料 (Free)
懇親会(Get-together)
講演会終了後、講演者および参加者の懇親会(有料:Paid)を開催します。
場所は、大阪工業大学梅田キャンパス内のレストラン施設(restaurant in the same venue)を予定しています。
参加申込み先 (Contact for registration)
参加ご希望の方は下記URLからご登録ください。(参加定員 会場:100名、オンライン:200名) 会場参加は先着順となります。定員超過の場合はオンライン参加を案内させていただきます。なお、登録後の変更(再編集)はフォーム上で行ない、変更の旨をメールで 問い合わせ窓口 までお知らせください。
≪会場参加申し込み≫
≪オンライン参加申し込み≫
申し込み期限:2023年12月3日 (日) 参加が定員に達したら受付を終了します。(Deadline)
注意: 「参加申し込み済メール」の自動返信ご確認
お申込みいただきますと登録された参加者のメールアドレス宛に「会場参加」の「申し込み済メール」がシステムから自動送信されますので必ずご確認願います。
自動送信の案内が届かない場合は「迷惑メール」を確認し、それでも届いてない場合は「問い合わせ窓口」にご連絡ください。
当日: 「オンライン参加」の方は「オンラインURL情報」からご参加下さい。「会場参加」の方は直接会場にお越し下さい。
問い合わせ窓口 : IEEE Kansai Section LMAG Secretary (LMAG事務局)
E-mail: Lmag-kansai-sec1@ieee-jp.org
今回の企画・事務局担当
上田 哲三: IEEE関西支部Past TPC Chair
石田 昌宏: IEEE関西支部TPC Vice Chair
LMAG関西会員の皆様へ: LMAG関西イベントに初参加の場合、受付窓口にてLMAG関西会員バッジを差し上げます。奮ってご参加ください。
ご参考: これまで開催された技術講演会、現地講演会等は こちら