IEEE Kansai Section第48回技術講演会
IEEE Kansai Section第48回技術講演会のご案内
The 48th IEEE Kansai Section Lecture Meeting
IEEE関西支部では,会員サービスの一環として,技術講演会を企画・実施しています。
第48回は、AC・Net講演会殿のご協力のもと、下記要領にて開催いたします。
IEEE Kansai Section will have the 48th IEEE Kansai Section Lecture Meeting as follows.
記
技術講演会概要
講演会テーマ(Title)
「音声生成とパターン認識」
講演者(Lecturers)
・正木 信夫 様 株式会社 ATR-Promotions 脳活動イメージングセンタ事業部 部長
・片桐 滋 様 同志社大学工学部情報システムデザイン学科 教授
日時(Time & Date)
2008年3月26日(水) 15:00-17:00
Wednesday, March 26, 2008, 15:00-17:00
場所(Place)
大阪新阪急ホテル 「花の間」
〒530-8310 大阪府大阪市北区芝田1-1-35
TEL (06)6372-5101
http://hotel.newhankyu.co.jp
主催(Organizer)
IEEE関西支部,ACNet(情報通信技術研究交流会)
共催(Co-Organizer)
兵庫県先端情報通信技術推進会議
言語(Language)
日本語(Japanese)
プログラム(Program)
◎講演会 15:00-17:00- 講演(1) 15:00-16:00
-
演目:「音声生成過程の可視化技術としてのMRI」
"MRI as a visualization tool for speech production process"
講師:正木 信夫 様 株式会社 ATR-Promotions 脳活動イメージングセンタ事業部 部長 - 講演(2) 16:00-17:00
- 演目:「パターン認識の原点に立ち返って」
"From a fundamental perspective of pattern recognition"
講師:片桐 滋 様 同志社大学工学部情報システムデザイン学科 教授
講演内容(Abstract)
・正木 信夫 氏:
音声生成過程を可視化するためには,X線映画をはじめとするさまざまな
ハイテク機器が利用されて来た.その中で1980年代に臨床で利用可能に
なった磁気共鳴画像法(MRI)は,X線のように被曝の危険がないこと,3次元
的な構造を把握できることなどメリットが多く,音声研究者にとっては魅力的
な研究機材であった。しかし,撮像に時間がかかり,運動記録が難しいなど,
可視化技術として広く用いられるためには,いくつかのハードルを乗り越える
必要があった.
この講演では,これらの問題を克服するための技術,それらを
用いて初めて成功した音声生成過程の可視化とその応用について,デモを交え
ながら紹介する.
・片桐 滋 氏:
音声や文字の認識に長い伝統を持つパターン認識技術は,今や
テキスト分類やバイオ・インフォマティクスなどの新しい応用の時代を
迎えている.パターン認識技術の基本は元々,応用課題に拠らない
普遍的なものである.しかし,音声認識で音声パターンに特化した
手法が動員されるように,認識技術は,その発展と反比例するように
応用ごとに個別化され,超分野的かつ抜本的な技術の発展が停滞
してしまった感がある.パターン認識技術の役割が一層大きくなった
今,この古くて新しい技術を新しい時代に即して再生させる価値は
大きい.
本講演は,パターン認識のための識別学習法に軸足を置い
た,この再生の可能性について紹介するものである.
講演者略歴(Biography)
・正木 信夫 氏(株式会社 ATR-Promotions 脳活動イメージングセンタ事業部 部長):
1985年3月,早稲田大学大学院 理工学研究科 電気工学専攻 博士課程修了
(工学博士取得)同4月,財団法人 東京都老人総合研究所リハビリテーション
医学部 助手同6月 同 研究員.1993年7月,株式会社 国際電気通信基礎技術
研究所(ATR)人間情報通信研究所 主任研究員.2000年1月 同 脳活動イメージング
センタ センタ長.2006年4月より現職.
・片桐 滋 氏(同志社大学工学部情報システムデザイン学科 教授):
1982年,東北大学大学院工学研究科博士課程修了.同年,日本電信
電話公社(現NTT)入社.1986年に(株)国際電気通信基礎技術研究
所(ATR)に出向.1999年にNTTに復帰。NTTコミュニケーション科学
基礎研究所において知能情報研究部長や所長を歴任.2006年より現職.
この間,一貫して音声認識やニューラルネットワーク,識別学習の研究に従事.
IEEE Signal Processing Society Senior Awardや日本音響学会佐藤
論文賞などを受賞.IEEE Fellow及びNTT R&D Fellow.
参加費 (Fee)
講演会は無料 (Free, only for the lectures)
懇親会:
AC・Net法人・大学会員 1,000円
AC・Net非会員 2,000円
AC・Net個人会員 無料
参加申込み先 (Contact for registration)
小坂 有香子
Yukako Kosaka (NTT Communication Science Laboratories)
NTT コミュニケーション科学基礎研究所
メディア情報研究部 信号処理研究グループ
Tel: (0774) 93-5518 Fax: (0774)93-5158
E-mail: yukako-k (at) cslab.kecl.ntt.co.jp
会場準備の都合上、参加ご希望の方は、3月21日(金)までに、以下の情報を
参加申し込み先まで Email(Faxでも結構です)にてお知らせください。
- ご所属
- お名前(ふりがな)
- IEEE会員番号(会員の場合)
- 懇親会への参加の有無
本件連絡先 (For further information)
IEEE Kansai Section Technical Program Committee Chair
三好 正人(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)
e-mail: miyo (at) cslab.kecl.ntt.co.jp