IEEE Kansai Section第36回技術講演会
IEEE Kansai Section第36回技術講演会
The 36th IEEE Kansai Section Lecture Meeting
IEEE関西支部では,会員サービスの一環として,技術講演会を企画・実施しています。
その第36回として、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR) 脳情報研究所所長の 川人光男 様をお招きし、以下の要領で講演会を開催致します。
会員以外の参加も可能ですので、お近くの方々にご周知頂ければ幸いです。
IEEE Kansai Section will have the 52nd IEEE Kansai Section Lecture Meeting as follows. Anyone can attend it even if you are not a member.
記
技術講演会概要
講演会テーマ(Title)
「脳を創るから脳を活かすへ」
講演者(Lecturers)
株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)
脳情報研究所所長 川人 光男 様
日時(Time & Date)
Wednesday, December 6, 2006, 13:30~15:00
2006年12月6日(水)13:30~15:00
場所(Place)
同志社大学 京田辺キャンパス 香知館308会議室
http://www.doshisha.ac.jp/access/tanabe_access.html
http://www.doshisha.ac.jp/access/tanabe_campus.html
言語(Language)
日本語(Japanese)
講演内容(Abstract)
脳科学は、人の心の仕組みを科学的に解き明かすことを究極の目標としています。従来は基礎科学の性格が強かったのですが、近年の急激な進歩によって、コミュニケーション技術、経済活動、先端医療などに大きく貢献する可能性が示され、応用科学としての側面を持つようになりました。脳科学の発展を社会に還元し、その社会の中で脳研究を推進する時代が到来したのです。脳活動から消費者の嗜好や心の動きを捉える『脳を読む』研究、医療面や未来のインタフェースとして多彩な応用が期待されている、脳と外部機器を直接に接続する『脳を繋ぐ』研究、そして脳科学の成果を倫理的に検討し、脳科学の知識にもとづいてヒトの精神活動や社会活動に関しての助言を行う『脳と社会』の研究などは、全体として私たちの脳の機能と社会との関わりを広げる『脳を活かす』研究とまとめることができますこのような研究が私たちの生活に及ぼす影響には、計り知れないものがあり、いまこそ学界と社会が総力を挙げて取り組まねばならない緊急を要する課題と考えます。特にブレインマシンインタフェースに重点を起きながら、このような新しい流れを紹介します。
講演者略歴(Biography)
昭和51年東大理物理卒.56年阪大博士課程修了,同年助手,62年同講師.昭和63年(株)ATRに移る.
平成15年よりATR脳情報研究所所長,16年よりATRフェロー.IEICEフェロー,およびJST国際共同研究『計算脳プロジェクト』研究総括兼任.平成8~13 年『川人学習動態脳プロジェク ト』総括責任者兼任。
平成6,12,14,16年より金沢工業大学,奈良先端大連携講座阪大生命機能研究科,生理学研究所の客員教授.
計算論的神経科学の研究に従事.米澤賞,大阪科学賞,科学技術長官賞,塚原賞,時実賞,中日文化賞,志田林三郎賞などを受賞.
著書に「脳の仕組み」,「脳の計算理論」等. Neural Networks誌編集長,日本神経回路学会・日本神経科学会理事.
参加費 (Fee)
無料 Free
参加申込み先 (Contact for registration)
小坂 有香子
Yukako Kosaka (NTT Communication Science Laboratories)
NTT コミュニケーション科学基礎研究所
メディア情報研究部 信号処理研究グループ
Tel: (0774) 93-5518 Fax: (0774) 93-5158
E-mail: yukako-kアットcslab.kecl.ntt.co.jp
会場準備の都合上、参加ご希望の方は、所属、お名前(ふりがな)およびIEEE会員番号を
上記参加申し込み先までEmail(Faxでも結構です)にて11月29日(水)までにお知らせください。
Please register in advance. E-mail or fax IEEE member ID, your name and affiliation by November. 29, 2006 (Wednesday).
本件連絡先 (For further information)
IEEE Kansai Section Technical Program Committee Secretary
三好 正人(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)
miyoアットcslab.kecl.ntt.co.jp