The 17th IEEE TOWERS
- 【趣旨】
IEEE TOWERSは、学生が運営する「若手研究者の交流の場」として毎年開催されています。
グループ/パネルディスカッションや発表セッションにより若手研究者同士、そして企業、研究者の方々との間で活発な議論が交わされます。その議論を通じて、互いの見識を広め、積極的に社会に参加する若手研究者へ成長すること、また若手研究者のためだけでなく、参加する企業・研究者の方々にも情報交換・親睦を深める場を提案することも目的でした。
- 【日付】
2020年11月28日(土)
- 【場所】
オンライン(Remo)
- 【主催】
- 【後援】
- 【共催】
- 【協力】
- 【協賛】
- 【活動報告】
The 17th IEEE TOWERSは幅広い分野の発表者が一堂に会す貴重な機会で、私たちSendai YPも共催させていただきました。Sendai YPからはTOWERS実行委員として3名が、参加者として1名の合計4名が参加いたしました。
そのため、今回は活動報告ではそれぞれの目線から見た意見や感想、活動報告を述べたいと思います。
及川(実行委員)
私はThe 17th IEEE TOWERSでは実行委員として参加いたしました。本年度のTOWERSは新型コロナの影響の影響で初のオンライン開催でした。そのため、例年のTOWERSのようにスポンサーになっていただける企業様へ説明等はもちろん、オンライン開催でどのようなシステムを使い、どのように開催するかなどを含め、4月以降から合計20回以上の会議を重ねました。その結果、TOWER当日には皆様のご協力もあり、なんとか無事に終えることができたと感じています。
このようにTOWER開催の約半年前からオンライン開催に向けて多くの会議を重ねていたのですが、その中で私は「今後身につけた方が良いスキル」、「自信を持って良いところ」というのが明らかになりました。前者だけについて述べますが、それはリーダーシップ性です。私はメインでスポンサー担当、サブとしてHP作成/イベント担当を行っていました。その過程でリーダーシップ性が足りないと思った瞬間があり、それはHP作成やイベント担当をする際に少人数で集まってミーティングをした時です。そのミーティングでは私以外の方がリーダー性を発揮し、進行を行っていました。私は初めてTOWERに参加しているというのもあったのですが、リーダー性を発揮していた人は同じ学年の方と1つ上の方でした。本イベントはグループディスカッションや学会のように発表セッションがあり責任感が重要で、その中でリーダーシップ性を発揮できるのはすごいと思いつつ、私自身もそのようなスキルを身につけなければならないと感じました。これは、来年のSendai YPの活動には私が中心として行うイベントがあり、また社会に出るに当たって必要になると考えているためです。そのため、今後は過去の自分と比較して少しでもリーダーシップ性を身につけられるように、小さなチームを牽引することから初めていきたいと感じております。
また、詳細には書いていないのですが、本年度のTOWERSが終わった瞬間には達成感がありました。それは20回以上の会議を半年以上かけて行い、皆様のご協力のもと無事に終えることができたからです。そのため、参加者に対して感謝はもちろんですが、スポンサーの方々や17th IEEE TOWERSの関係者にはいろいろと助けていただきました。ありがとうございました。
以上のように、私はTOWERSを通じていろんな方々と出会うことで多くのことを考えることができました。そのため、この気持ちを忘れずに活動していきたいです。
越前屋(実行委員)
IEEE TOWERS(Transdisciplinary-Oriented Workshop for Emerging Researchers)は若手研究者向けの異分野学術交流ワークショップです。例年はオフラインで行っているTOWERSですが、今年は新型コロナウイルスの影響で前例のないオンライン開催となりました。オンラインのメリットとして遠方からの参加となる私たちが実行委員として参加することが出来ました。初のオンライン開催ということで毎週末に会議を行い、約半年にわたり準備を進めてきました。私は主に渉外係を担当し、スポンサー企業様との打ち合わせやメールのやり取りを行いました。私が担当した企業様がスポンサーについてくださるとの連絡をいただいたときはとても達成感を感じました。半年という時間をかけて大規模なイベントを成し遂げるという大きな経験ができ、このような大きなイベントをSendai YPの力で行ってみたいと感じました。今回の経験で、自分の生活と大規模なイベント企画の両立というマルチタスクな能力の必要性を感じました。この経験を糧にマルチタスクでも十分に能力を発揮できるように今まで以上にスケジュール管理と周囲との連携を意識して今後のキャリアに生かしていきたいと思います。
最後に本年度TOWERSにおける活動の支援をしていただいた皆様に感謝申し上げます
田中(参加者)
今回、自分は初めてIEEE TOWERSへ参加してきました。コロナ禍ということもあり残念ながらオンライン開催となりましたが、非常にいい経験となりました。
グループワークのセッションでは「IEEE TOWERS にふさわしいテーマは?」についてメンバーで議論しました。メンバーの研究分野が通信、ロボット、超伝導、音響など異なる分野であることから、各々が持つ知識を出しながら議論は進み非常に刺激的な時間でした。「現実的かを抜きにして、この技術とこの技術組み合わせたら、この問題解決できそうだよね」といった話題も上がり、工学の可能性とおもしろさを再認識しました。
発表セッションでは自分の専門分野と異なる研究について聞くことができました。全国の学生が様々な場所で分野で熱心に研究を行っている様が発表から伝わり、自分も負けてられないと思いました。また自分の発表にも多くの方が聞きに来てくださり、質問等を投げかけてくださりました。質問に答えている中で専門が異なる相手にうまく伝えることは難しいな感じ、自分の研究についてもっと理解を深め、噛み砕いて説明できるようにならなければと思いました。
今回、IEEE TOWERSへの参加は非常に有意義なものとなりました。今回ここで得たこと、感じたことことを今後の研究生活に生かしていきたい思います。
最後になりましたが、本年度のIEEE TOWERS の実行委員の皆様、およびスポンサー、関係者の皆様。素晴らしい機会をありがとうございました。この場を借りて皆様に感謝申し上げます。