[協賛] 電子情報通信学会東海支部学生講演会

画像間差分手法とAIの統合による映像・音声から対象物体の検出

開催日:令和5年7月26日開催 13:00~

会 場:三重大学工学部28番講義室

講演者:Chinthaka Premachandra(プレーマチャンドラ チンタカ)
    芝浦工業大学工学部電子工学科/理工学研究科 教授

内 容:固定カメラの映像から物体検出方法の一環として、画像間差分が用いられている。画像間差分は主にフレーム間差分及び背景差分の二種類として分けられる。フレーム間差分の場合、カメラに得られる連続フレーム間の差分を取得し、移動体等の検出を行う。一方で、背景差分の場合は、予め準備した背景画像とカメラに得られる画像との差分を取得し、移動体等の検出を行う。ここで、背景差分において、背景の変化がある環境の場合、予め準備する背景画像の更新が重要であり、統計的手法等を用いた背景画像の更新手法が提案されている。本講演では、まず上述のフレーム間差分及び背景差分の基礎及び、それらに基づき提案された対象物体検出手法について解説する。更に、AI等で生成した音声のスペクトログラム画像間の差分を用いて、画像上で音声の差分処理を行い、対象物体の検出についても解説する。

主 催:電子情報通信学会東海支部

共 催:三重大学工学部