MTT-S Kansai Chapter Chair
柏卓夫
学歴
職歴
1989 |
- 三菱電機(株)入社 光マイクロ波デバイス研究所へ入所 主にミリ波帯MMICの研究開発に従事
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2000 |
- アジレントテクノロジー アジレント研究所へ入所 光サンプリングオシロスコープの研究開発に従事
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2003から |
- 古野電気株式会社.主に航海用電子機器の研究開発に従事するとともに気象レーダーの研究開発をリード.現在に到る.
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学会活動
2009-2011 |
- IEEE MTT-S Kansai Chapter Secretary
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2012-2013 |
- IEEE MTT-S Kansai Chapter Membership Development Chair
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2014-2016 |
- IEEE MTT-S Kansai Chapter Vice Chair
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2005-2007 |
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2010 |
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2014-2016 |
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2013~ |
- IEEE関西支部 MDC(Membership Development Committee)委員
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ご挨拶
関西の地は伝統的にマイクロ波技術が盛んなところであり、学会や産業界から多くの著名な研究者を輩出してまいりました。この学術領域や産業領域において関西は大学や企業が多角的な関連を持ち発展する気風に富んでいました。IEEE MTT-S Kansai Chapter は一層の発展を願う関西在住の諸先輩方や若い現場の研究者、技術者の強い要望もあり、2016年12月にMTT-Sとしては日本で初めて東京以外のLocal Chapterとして設立され、10年という活動の節目を迎えております。
設立当初から他のIEEE Local Chapterとは違う独創的なChapter活動を行っております。IEEE会員向けのWorkshopを企画・開催する組織としてTechnical Committee(TC)をChapter内に設置し、TC委員が中心となりWorkshopを年3、4回のペースで開催し、会員向けのサービスとして提供させていただいております。また、設立して間もない段階で企業の若手研究者および大学の教員・研究者・学生で構成されるWaKaTe Committeeを設立、独自の活動を展開し、若手研究者、学生に英語による発表機会を提供する「英語発表会」や企業の若手研究者と学生との交流の場を提供する「若手技術交流会」を企画・運営し、精力的な活動を行ってきております。
このようにMTT-S Kansai Chapterの活動は積極的であり、かつ独創的であります。この活動はIEEEにおいてもその貢献が認められ、2012年に「Outstanding Chapter Recognition」、2013年には「Outstanding Chapter Award 2013」を授与されております。
マイクロ波に関する研究およびビジネスは、5Gに代表される新たな通信技術のみならずIoTに代表されるようにセンシングなど様々な分野において、さらなる発展が期待されます。Kansai ChapterとしましてはこれからもIEEE会員様へ先端の研究開発の情報提供していくとともに、先の戦略領域の制定にもありますように異分野およびその境界領域とのコミュニケーションを図り、次世代のイノベーションを起こせるような融合的な活動を推進していきたいと考えておりまので、皆様におかれましても学会活動にご参加いただき、マイクロ波技術を通した関西圏の発展、ひいては日本・世界への技術発信にお力添えいただければと思います。
設立の経緯
関西の地は伝統的にマイクロ波技術が盛んなところであり学会や産業界から多くの著名な研究者を輩出してまいりました。この学際領域や産業領域において関西は大学や企業が多角的な関連を持ち発展する気風に富んでいました。IEEE MTT--S Kansai Chapter は一層の発展を願う関西在住の諸先輩方や若い現場の研究者、技術者の強い要望によって2006年12月に発足し、初代のChairに大平 孝 氏(当時ATR 室長、)が就任されました。
Kansai Chapter 活動の性格付け
本チャプターの性格付けはわが国において伝統ある(財)輻射科学研究会の萌芽的で創造的な研究活動を補完する関係にあり、関西近辺の研究者を核にしたマイクロ波技術の国際化、標準化、技術情報共有化、新学際領域創出、新産業領域創出を達成するための母体として機能する事を目的とし、ワークショップと教育活動およびその広報活動を志ある関西の大学研究者や企業人を核にしてボランティア活動として行っています。組織的には米国電気学会(IEEE)に所属する地域別最少単位である「Chapter」組織として機能し、活動形態報告を年1回本部に行い、会員サービスと資金援助を受けながら運営しています。
ミッション
当チャプターの活動は4つのMissionと8つの戦略的カテゴリーによってその特徴を具体化することを行っています。第1のミッションは融合的新産業の創出にあります。第2は電力ネットワーク(Smart Grid)要素技術の確立にあります。第3はシームレスな情報通信事業への貢献にあります。第4のミッションはマイクロ波技術が融合的学際領域や新産業領域創出の優れたプラットフォームとなることであります。このミッションに基づいて具体的な8つの戦略的ワークショップのカテゴリーが決定されています。
マイクロ波技術の潜在力
情報とエネルギーの両方のキャリアとしての性格を持つマイクロ波は光速でそれらを運搬することができます。また質量と電荷を持たないマイクロ波は互いに衝突が無く、任意の重ね合わせが可能です。さらに物質と電気的にのみ相互作用をします。時間的、空間的周波数が異なればマイクロ波の運ぶ情報、エネルギー、相互作用はそれぞれ互いに独立であると言えます。これらはマイクロ波の特異な性質の一部ですが、従来の産業形態を時代の要請に沿って融合または大きく変革発展するする潜在力を有すると確信します。
関西の大学、産業の一層の発展に向けて
関西チャプターのビジョンから生まれた具体的な8つの戦略的研究領域の単位で開催いたしますワークショップへの技術者・研究者のご参画と相互交流は学術産業の両方に新しい息吹を吹き込むものと確信します。またわが国の新時代を切り開きグローバル経済の中で雇用を創造しながら成長を企画される企業経営のお立場におられる方や大学発の新事業(ベンチャー)を企画される方々のご参画を大いに期待します。関西チャプターが地元の大学や企業の発展に少しでもお役に立ち、技術者に希望を与えることができれば幸いです。