- 題目
- これからの高等教育機関に期待される役割
~eテストシステムにおける個人認証モデルの展開~ - 講師
- 赤倉 貴子 教授(東京理科大学)
来る6月22日(土)、IEEE Education Society Japan Chapterでは下記のとおり2013年第1回技術講演会を開催致します。
皆様の多数のご参加をお待ち申し上げます。
記
わが国の人口減少状況に対し、大学経営においては負の側面から議論されることが多いが、多様なライフコーススケジューリングが可能となり、資格取得や自己啓発に励む人が増えていることを肯定的に捉え、大学は18歳を受け入れるだけではなく、社会人の能力開発支援や再教育実施の役割も果たすべきである。著者は社会人学生のために非同期型eラーニングシステムを開発・運用してきたが、公平性確保のため、テストは同時間同一場所で実施している。
しかし、社会人の学びやすさの立場からは、テストにおいても空間的時間的自由度の確保が必要である。そのため、ネットワーク上のeテストシステムが有用であると考えられるが、公平な単位認定のためには受験者のなりすましやカンニングの防止が必須である。本報告はこうした研究の基礎となるeテストにおける個人認証及び非定常行動検出のできるモデルの展開について報告する(ここでの個人認証とは、一人の受験者と他の受験者を識別して「なりすまし」を検出することであり、非定常行動検出とは、一人の受験者が本人の通常行動とは異なる行動をしているかどうかを判断して「カンニング」を検出することである)。
日 時:2013年6月22日(土) 14:40~15:30
会 場:南山大学(名古屋キャンパス)
南山大学へのアクセス
参加費:無料
※当日13:30より同会場にて、本チャプターが共催する電子情報通学会教育工学(ET)研究会が開催されています.
講演は日本語で行われます。