・日時
  2005年9月28日(水)15:00-16:30
・会場
  東京工業大学 大岡山キャンパス
  西9号館3階 W935講義室
   http://www.titech.ac.jp/access-and-campusmap/j/o-okayamaO-j.html
   地図内の26番の建物
・講演者
  Prof. James H. McClellan, Georgia Institute of Technology
・講演題目
  「Array Signal Processing for Locating Buried Objects」
ア ブストラクト
ジョージア工科大学の James H. McClellan 先生は,直線位相FIRディジタルフィルタの設計法として有名なParks-McClellanアルゴリズムの開発者として,また,"DSP First"などの著書で信号処理教育の新しい体系を作られたことでも知られている.
  今回のCAS Japan Chapter講演会では,最近の先生の御研究の中から,地中に埋設された地雷の位置検出についてお話しを頂いた.地面に振動を与えると,地雷などの内部 に空洞をもつ人工物は共振し,反射波が生じる.それを複数のセンサでとらえ,アレイ信号処理することにより,地雷の位置を検出できる.アレイ信号処理の理 論の解説と,実験室内での実験の様子のビデオなどを交えて詳しくお話し頂いた.講演後活発な質疑討論があった.


講演中の先生


・日時
  2005年5月18日(水)16:30-18:00
・会場
  東京工業大学 大岡山キャンパス
  西9号館3階 W936講義室
・講演者
  Dr. Soontorn Oraintara
  Assistant Professor, University of Texas at Arlington
・講演題目
  「Multiscale Directional Filter Banks and Applications in Image Processing」

 IEEE CAS Societyの主会議であるISCAS 2005が20年ぶりに日本で開催された. 会議自体も1500名以上が参加するという大規模なものであった. 講演者の Soontorn Oraintara氏は,ISCAS 2005の前に東京に立ち寄ってくれ, 今回の講演会を開催した.Soontorn Oraintara氏は, マルチレート信号処理の分野で注目される若手研究者であり, 特に整数変換の研究で有名となり, 30歳代そこそこの若さでIEEE Senior Memberでもある. 今回の講演は2次元非分離の方向性フィルタの設計が主題で, 最大間引き,完全再構成の条件を満たしており, 画像の雑音除去や画像圧縮やテクスチャ分類などの応用例も示した. 講演後活発な討論があった.


講演中の先生 熱心に聴講されている皆さん

【記 西原明法】