街づくりでは多様なステークホルダが関与するため、合意形成が極めて困難である。具体的には、What-If分析において、各ステークホルダの関心事項が多岐にわたるため、全ての分析を統合するには多大なコストがかかることが挙げられる。このような背景から、近年注目されている技術がデジタルツインである。デジタルツインは、現実世界を仮想化し、シミュレーションによって導き出された最適解を基に現実世界にフィードバックする技術である。本技術を活用することで、多様なWhat-If分析の効率的かつ効果的な実施が可能となり、迅速な合意形成が期待できる。本講演では、街づくりDXに向けて、街の構成要素である人・空間・モビリティに対する仮想化および仮想評価の取り組みについて紹介する。
日時:2024年10月25日(金) 16:00~17:30
場所:愛知県立大学・サテライトキャンパス & オンライン開催
(愛知県産業労働センター「ウインクあいち」15階)
講演題目:「街づくりDXに向けたデジタルツイン技術」
講師:町田 貴史 氏(株式会社豊田中央研究所 クラウドインフォマティクス研究領域 主任研究員)