IEEE MTT-S 会員各位

                     IEEE MTT-S Kansai Chapter
                          Chair 石崎俊雄

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   「第5世代移動通信(5G)と無線技術」ワークショップ 開催案内
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概要:
  移動通信は3G,4Gと世代が進み、かつての音声通信から動画ダウンロード、イン
  ターネット、各種アプリによる新たな体験を作り出し、いつでもどこでも、だれ
  とでもつながる社会変革を牽引してきました。近年は次世代の通信方式である第
  5世代移動通信(5G)について、通信のみならず、その環境を享受する各種業界か
  らも大きな期待が寄せられています。
  本ワークショップでは、5Gの全体像を俯瞰すると共にそのなかで無線技術の動
  向について各界の講師から講演頂き、今後の5Gのありようについて議論を
  深めて行きます。

●主催: IEEE MTT-S Kansai Chapter 
●日時: 2015年11月21日(土) 13:00〜17:00
●場所: 京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス 60周年記念館
アクセス: http://www.kit.ac.jp/uni_index/access/
●参加資格: どなたでも
●参加費: IEEE会員は無料。非会員は資料費、会場費、講師招聘費等の実費を
      ご負担いただくため、聴講費1000円をいただきます(学生は除く)。
●事前申し込み: 文末にある「Web登録」の案内をご覧下さい。

●プログラム
テーマ:「第5世代移動通信(5G)と無線技術」
オーガナイザー: 井上 晃 (三菱電機株式会社)

講演1
・タイトル:「第5世代移動通信(5G)の実現に向けて
      --- 第5世代モバイル推進フォーラムの活動のご紹介 --- 」
・Title: Towards 5G Mobile Communication Systems
 --- 5G Mobile Communications Promotion Forum and Its Activities ---
・講師:吉田 進様(京都大学、第5世代モバイル推進フォーラム)
・概要:
  モバイルトラヒックやIoT等接続機器数の急増、さらには超低遅延化等の要請
  を受けて、2020年頃(以降)を想定した第5世代移動通信(5G)の実現に向けた
  機運が世界的に高まっている。本講演では、昨年9月末に設立された第5世代
  モバイル推進フォーラム(5GMF)およびその活動をベースに5Gの動向について
  紹介する。

講演2
・タイトル:「 5G実現に向けたドコモの取り組みと高周波数帯Massive MIMO技術」
・Title: Title: DOCOMO's Activities and Massive MIMO Technology Using Higher Frequency Bands for 5G
・講師: 須山 聡様(株式会社 NTTドコモ)
・概要:
  近年のスマートホン・タブレットや多様なアプリケーションサービスの普及
  に伴いトラヒックが大幅に急増しており,飛躍的な無線アクセスネットワー
  クの能力向上を図った第5世代移動通信方式(5G)の2020年の導入が期待されて
  いる.本講演では,ドコモの5G実現に向けた取り組みとして,ファントムセ
  ルコンセプトを前提とし,高周波数帯(SHF/EHF帯)を活用した5G無線アクセ
  スの技術コンセプトについて示し,超大容量・超高速・低遅延を可能にする
  無線アクセス技術について紹介する.また,高周波数帯Massive MIMO技術を
  中心に,技術課題やハードウェア化の観点からの解決法について述べ,その
  実現に向けて進めている伝送実験について紹介する.

講演3
・タイトル:「高効率電力増幅器の技術動向と第五世代モバイル基地局への貢献」
・Title: High Efficiency Power Amplifiers Technical Trends and Their Applications for the 5G Mobile Communication Base Stations
・講師:金子 友哉様(日本電気株式会社)
・概要:
  第五世代モバイルアクセス方式においては、その大容量・低遅延・同時接続
  などの付加価値とともに、更なる省電力が求められる。本報告では近年の学
  会などで活発な議論が行われている高効率パワーアンプ方式それぞれの特徴
  を述べ、第五世代基地局へ適用貢献するための課題を述べる。特に、デジタ
  ル技術を応用したパワーアンプと、超多素子アンテナにおけるRF回路の課題
  についても触れる予定である。

講演4
・タイトル:「5Gの技術と計測ソリューション」
・Title:Key Technologies of 5G and Measurement Solutions
・講師:森下 幹夫様(キーサイト・テクノロジー合同会社)
・概要:
  現状の5Gは周波数帯や変調方式など未確定な要素が多いために特定の周波数
  帯や変調方式に縛られる試験装置を完全自作するよりも汎用性の高い計測器
  を導入する事例が多くなっている。
  本講演では5Gで検討されているいくつかの要素技術を説明すると共に、それ
  らを評価する計測ソリューションや提案事例・導入事例について紹介する。


講演会終了後、講師の方々を交えて懇親会を予定しておりますので、
皆様お気軽にご参加下さい。
(ワークショップ終了後、2時間程度、会費:2000円)

なお、最新の情報は下記のサイトにてご確認ください。
  http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/

*******参加登録のお願い*******
会場・配布資料の準備のため、なるべく正確な参加人数を見積もりたく存じます。
当日参加も可能ですが、事前申し込みに是非ご協力ください。
申込締切:2015年11月17日(火)までにお申し込みいただけると幸いです。

■Web登録  IEEE MTT-S Kansai Chapterのホームページ
  http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/
にアクセスいただき、右下に表示されます「参加登録」より参加登録をお願いします。