宇宙開発とシステムズエンジニアリングに関するセミナー 【日時】2023年2月1日(水) 13:15-14:30 【会場】京都大学 総合研究7号館 N4講義室 (北館 2F) (下記の63番の建物です) https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r-y 【講演者紹介】 上野宗孝 (宇宙航空研究開発機構・宇宙探査イノベーションハブ・技術領域主幹) 京都大学大学院理学研究科を終了後,東京大学大学院総合文化研究科広域化学専攻・助教を経て,JAXA・宇宙科学研究所・ミッション機器系グループ長,宇宙科学プログラム室長,JAXAチーフエンジニア等を務める.この間,JAXA スポークスパーソンを兼務する.2016年 神戸大学大学院・理学研究科・教授,2019年より現職.天文観測衛星『あかり』『ひさき』等の開発に参加,金星探査機『あかつき』のミッション系統括等を務める.また宇宙機関間のプロジェクトマネージメントとシステムズエンジニアリングを取りまとめる常設国際委員会の議長なども務める.現在,大阪大学核物理研究センター・特任教授を兼務するとともに,ムーンショット型研究開発制度の課題推進者及びプロジェクトマネージャーを務める. 【講演題目】 宇宙開発とシステムズエンジニアリング 【講演要旨】 宇宙機ミッションでは,ミッションの目的から要素レベルの要求へのブレークダウン,そして要素レベルの検証からミッションレベルの検証に向けた設計プロセスにおいて,システムズエンジニアリングの手法が用いられている. 宇宙開発の世界で適用されているシステムズエンジニアリングは宇宙開発の歴史とともに整えられてきており,境界条件や要求に対する最適化の道標として,システムズエンジニアリングが日常的に意識されている.ただし,そのアプローチ自体は,多くの人間の活動に対して適用可能なガイドラインであり,宇宙開発以外の分野でもシステムズエンジニアリング的アプローチの活用が拡がってきている.システムズエンジニアリングの基本的なアプローチを,宇宙科学ミッションを例示しながら紹介します. 【事前参加申し込み】不要 【主催】京都大学情報学研究科集積システム工学講座 【共催】IEEE CASS Kansai Chapter 【お問い合わせ】京都大学情報学研究科 橋本昌宜 (hashimoto ”at”i.kyoto-u.ac.jp) ("at"を@に置き換えて下さい)