東京支部TPC主催、東京支部LMAG共催、で下記の講演会を開催致します。
どなたでも無料でご参加頂けます。 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

講演者

丹沢 徹 氏
(静岡大学)
2016年 IEEE Fellow受賞

講演タイトル

「オンチップ電源回路の研究開発」
(R&D of On-Chip High-Voltage Generator)

講演概要

講演者が研究開発に関わったオンチップ電源回路において、当時の回路設計へのチャレンジがどのようなもので、それを克服するためにどのように取り組んだか、そのアイデアを紹介します。回路を専門とされない方にもアイデアをイメージ頂けるように講演を工夫します。講演のゴールは、ご参集頂いた方にトピックの一つでも面白いと思って頂けることです。   東芝ULSI研究所では、現在USBメモリやSSDで使われているNANDフラッシュのデータ書き換えのためのオンチップ昇圧回路を担当しました。講演では、初めにNANDフラッシュメモリの原理である「電源を切ってもデータを保持」と「データの電気的書き換え」はどう両立できるかを説明し、書換えのための高電圧発生回路の必要性を述べます。コンピューティング性能の向上にはデータ書き換えを高速に行う必要があります。つまり、書き込み電圧をオンチップで高速に発生しなければなりません。オンチップ昇圧回路の特性を理解するため、講演者がどのように昇圧回路の動的モデルを求めたか紹介します。その回路モデルをベースにして、昇圧回路面積を増やさずにその制御を変えるだけでどのように2倍高速に昇圧電圧を発生できるようになったかを説明します。また、NANDフラッシュでは複数の昇圧回路を用いています。性能を落とさずに昇圧回路全体の回路面積を40%削減しチップサイズを1%以上削減する動作方式を示します。   現在所属している静岡大学では、「環境発電用電源回路」を研究テーマの柱の一つとしています。最後に、逆磁歪振動発電用AC-DC昇圧回路の回路面積をどのようにして三桁小さくできたか、のアイデアを紹介します。

日時

2022年8月26日(金) 15:30~17:00

開催場所

★Web方式(Zoom利用予定)にて開催いたします。
参加方法はお申込みいただいた皆様に後日お知らせいたします。

主催/共催

IEEE 東京支部 TPC (Technical Program Committee)
IEEE 東京支部 LMAG(Life Members Affinity Group)

協賛
電子情報通信学会(予定)

 
定員
WEBでのご参加 200名(Zoom利用予定)

参加費

無料

申込方法

下記の申し込みフォームへご記入・ご送信下さい。

参加申込締切

2022年8月22日(月)締切

お問い合わせ先

メールアドレス: tokyosec@ieee-jp.org

ご注意
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