IEEE SSCS Kansai Chapterでは,下記の日程で技術セミナーを開催致しました.
今回はパナソニック株式会社の黒田隆男様と大阪大学の八木哲也教授,
そしてスペシャルゲストとして
九州大学副学長の安浦寛人教授にご講演いただきま
した.
日時 |
2009年12月15日(火曜日) 13:15より17:45 | ||
会場 |
神戸国際会館 402号会議室 (開場13:00) | ||
13:15-14:30 | |||
「画像情報の構造から見たイメージセンサの技術トレンド」 | 黒田 隆男 様(パナソニック株式会社) | ||
画像情報の構成要素とそれ対応する現状のイメージセンサの画像情報信号の構造を確認し、それらのセ ンサ構成がセンサの画像信号に及ぼす影響について述べた後、画像信号の各要素におけるセンサ技術 のトレンドを概説する。 |
|||
14:45-16:00 | |||
「脳の情報処理機能に学んだ集積知能ビジョンシステム」 |
八木 哲也 教授(大阪大学) | ||
生物の視覚系を構成する神経細胞の反応速度は、半導体素子に比べれば桁違いに遅い。 にもかかわらず、生物は時々刻々と変化する視覚入力に対し、実時間かつ順応的に対応できる。 近年の半導体集積技術の驚異的な進歩により、この生物の機能を部分的にも工学デバイスとして実現できるようになって来た。 本セミナーでは、まず生物の視覚情報処理とその機能を司る視覚神経回路の特徴の概略について説明する。次にその特徴を取り入れた集積知能イメージセンサーとその応用について、具体例を上げながら紹介する。 |
|||
16:15-17:45 | |||
|
安浦 寛人 教授(九州大学副学長) | ||
情報通信技術は世界をフラット化した。情報通信機器の市場は1990年代までは、 先進諸国6億人の占有技術であったが、過去10年で新興国(20億人)や開発途 上国(40億人)を含む世界全体(67億人)へ急速に広がっていった。途上国では 電力や水道のような社会基盤が未整備の状況の中に、社会情報基盤である携帯電話や テレビ放送が急速に普及している。先進国では想像もできない途上国ニーズに基づく 先端技術開発が、今後の一つの重要な戦略となる。本講演では、新しい途上国ニーズに 基づく技術開発の事例を紹介する。 |
|||
参加者 |
55名 (内学生24名) | ||
当日の写真 |
黒田隆男様のご講演 八木哲也教授のご講演 安浦寛人教授のご講演 講演者と役員 |