IEEE MTT-S 会員各位 IEEE MTT-S Kansai Chapter Chair 楢橋 祥一 ********************************************************************** 「IoT技術の最新動向と応用」ワークショップ 開催案内 ********************************************************************** 概要: あらゆるものがつながるIoT(Internet of Things)技術の急速な進歩に伴い、 産業界だけではなく、我々社会全体に大きな変革が起きています。 本ワークショップでは、IoT技術の最新動向と応用を紹介頂きます。まず、法政大学の 中野久松様と京セラ株式会社平松信樹様には、IoTに関するアンテナ技術、次に 東京工業大学の伊藤浩之様には、AI技術を活用したモニタリングシステム、さらに、 九州工業大学野林大起様には、産業用ロボット制御実証における準ミリ波帯無線 伝送特性評価、最後に古野電気の石野祥太郎様には、建設業界におけるIoT技術 について、ご講演を頂きます。 ●主催: IEEE MTT-S Kansai Chapter ●日時: 2022年10月15日(土) 13:00〜17:00 ●場所: オンライン開催 (Zoom ウェビナーを利用) ●参加資格: どなたでも参加できます。 ●参加費: 無料です。 ●事前申し込み: 文末にある「Web登録」の案内をご覧下さい。 ●プログラム テーマ: IoT技術の最新動向と応用 オーガナイザー: 張 陽軍 (龍谷大学) 講演1 ・タイトル: IoTに関するアンテナ技術 ・Title: Antenna Technologies for IoT ・講師: 中野 久松(法政大学大学院電磁波工学研究所) Hisamatsu Nakano(Electromagnetic Wave Engineering Research Center, Graduate School, Hosei University)、 平松 信樹(京セラ株式会社 コミュニケーションシステム研究開発部) Nobuki Hiramatsu(Communication Systems R&D Division, Kyocera Corporation) ・概要: 本講演は2章から成る。第1章では、IoTアンテナについての基本項目(低姿勢構造と 一方向放射)をいかに実現するかを概説している。アンテナ上の電流あるいはアンテナ 周辺の電磁界がわかれば放射特性が評価でき、これに基づき要求項目を満たすIoT アンテナを設計することができる。この観点から解析方法についても述べ、その具体例を 紹介する。第2章では金属上でも特性を維持するアンテナとして、AMC(Artificial Magnetic Conductor, 人工磁気壁)を応用したアンテナの開発例(京セラ)を紹介する。 数セルのAMC基板の1対の側面を電気壁とし、そのAMCに直接給電することで小型・薄型化 を実現している。 講演2 ・タイトル: Edge AI技術を活用したウシモニタリングシステム ・Title: Cattle Monitoring System Utilizing Edge-AI Technology ・講師: 伊藤 浩之(東京工業大学) Hiroyuki Ito (Tokyo Institute of Technology) ・概要: 世界的な人口増加と都市化率増大に伴う畜産物の需要増加と,倫理的な畜産 (アニマルウェルフェア: AW)の推進の両者に対応できるようにすることを目指して, このカギとなるウシの監視を高効率化するためのシステム「PETER」の研究開発と社会 実装を進めている.本講演では,本プロジェクトの背景や関連技術の世界的動向を 述べると共に,PETERの概要や,ウシ行動推定のためのEdge-AI技術の研究開発,社会 実装の状況などについて紹介する予定である. 講演3 ・タイトル: L5G を活用した産業用ロボット制御実証における28GHz帯無線伝送特性評価 ・Title: Performance Evaluation of 28 GHz Wireless Transmission Characteristics in Industrial Robot Control Using Local 5G ・講師: 野林 大起(九州工業大学) Daiki Nobayashi (Kyushu Institute of Technology) ・概要: 第5世代移動通信システム(5G)は,高速・大容量,多接続,低遅延の特性を活かした 様々な領域への適用が期待されており,通信事業者ではない企業等が,建物・敷地内に 専用の5Gネットワークを構築可能な Local 5G の普及が進んでいる.我々は適用事例の 一つとして産業用ロボット制御の無線化に着目し,三次元計測センサ,産業用ロボットと 高機能コントローラ間を 5G による無線通信によって接続するシステムを開発し,動作 検証を行った.さらに,開発したシステムを自動車部品製造工場に設置し,工場内の 実環境における 28 GHz 帯無線通信システムの伝送特性の評価結果を紹介する.最後に, 現在九州工業大学内に構築されている L5G およびB5G テストベッドについて紹介する. 講演4 ・タイトル: 建設業界におけるIoT活用とその事例 ・Title: IoT Applications and Case Studies in the Construction Industry ・講師: 石野 祥太郎 (古野電気) Shotaro Ishino (Furuno) ・概要: 近年、建設現場ではDX (Digital Transformation)による業界変革が進められている。 デジタル技術によって省人化や短工期化といった課題解決を図るもので、アナログな 現場が変わりつつある。実現にはIoTがキーテクノロジーとなる。本講演では、現場の IoT化を実現する当社の通信インフラ構築の取り組みや、IoTデバイス・サービスの 利活用例、今後期待される無線技術の動向について紹介する。 なお、最新の情報は下記のサイトにてご確認ください。 http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/ *******聴講について******* ご聴講を希望される場合は、10月12日(水)までに下記のリンクからご登録をお願いします。 https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_BCkhja4MQZyVeGJRpSyXog なお、ウェビナー事前登録のリンクは下記URLにも掲載しています。 ■ IEEE MTT-S Kansai Chapterのホームページ http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/