IEEE MTT-S 会員各位 IEEE AP-S 会員各位 IEEE Kansai Section 会員各位 IEEE MTT-S Kansai Chapter Chair 柏 卓夫 ****************************************************************** IEEE MTT-S Kansai Chapter テクニカルワークショップ ****************************************************************** 今回のIEEE MTT-S Kansai Chapterテクニカルワークショップ は2部構成とし、第1部では京都大学の篠原真毅様にDML講演 「電波によるワイヤレス給電の最新の研究開発現状とその応用」 を行っていただきます。 また、第2部ではテラヘルツ技術の研究に関して著名な3名の 講師をお招きし、同技術の最新動向と応用、そして今後の展望に ついてご講演いただきます。 詳細については、以下をご覧ください。 ●主催: IEEE MTT-S Kansai Chapter ●日時: 2018年12月15日(土) 13:00〜17:00 (第1部 13:00〜14:00、第2部 14:00〜17:00) ●場所: 京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス 60周年記念館 1階記念ホール 市営地下鉄烏丸線「国際会館」行きに乗車(約18分)「松ヶ崎駅」 下車、徒歩約8分 (「松ヶ崎駅」の「出口1」から右(東)へ約400m、四つ目の 信号を右(南)へ約180m) ●アクセス 交通案内 http://www.kit.ac.jp/uni_index/access/ 最寄り駅からの地図 https://www.kit.ac.jp/uni_index/matsugasaki/ キャンパスマップ https://www.kit.ac.jp/uni_index/campus-map/ (60周年記念館は中央東門を入ってすぐ右) ●参加資格:どなたでも参加できます。 ●参加費: IEEE会員は無料です。 第2部に参加される非会員は資料費、講師招聘費等の実費 をご負担いただくため、聴講費1000円をいただきます。 学生は会員、非会員を問わず無料です。 ●事前申し込み: 文末にある「Web登録」の案内をご覧下さい。 ●オーガナイザー: 齋藤 啓介(オムロン株式会社) --------------------------------------------------------------------- 第1部 DML講演 --------------------------------------------------------------------- ・タイトル:「電波によるワイヤレス給電の最新の研究開発現状とその応用」 ・Title: "Current Research and Development of Wireless Power Transfer via Radio Waves and the Application" ・講師: 篠原 真毅 様(京都大学) ・概要:電波によるワイヤレス給電はここ1-2年で急速に注目を浴びるように なってきた。電磁誘導型ワイヤレス給電と異なり送受電間距離を伸 ばすことができるこの技術は、次世代のIoTセンサー応用やbeyond 5G 技術として研究開発や標準化活動が盛んに行われている。これまでは 電波のうちマイクロ波帯が主に用いられてきたが、特に近年はミリ波/ サブテラヘルツ波のワイヤレス給電の研究が盛んになっている。本講演 ではこれら最新のワイヤレス給電の研究開発とその応用について紹介 する。 --------------------------------------------------------------------- 第2部 「テラヘルツ技術の最新動向と応用、今後の展望」ワークショップ --------------------------------------------------------------------- テラヘルツ帯はおよそ0.1GHz〜10THzの周波数帯を指し、電波と光の中間 の特性をもちます。その特性を生かし、高速な無線通信、分光分析、イメー ジングなどへの応用が期待されています。最近では、テラヘルツ帯の光源、 デイバス技術の進化により、様々なアプリケーションへの展開が見られます。 今回のワークショップでは、この分野で活躍されている研究者の方々に デバイスから応用までの最新の研究成果・動向をご紹介いただくと同時に、 今後の展望に関しても参加される皆様とも議論していきたいと思います。 講演1 ・タイトル:「集積回路技術がもたらすテラヘルツ応用の新潮流」 ・Title: "New Trends in Terahertz Applications with Integrated Circuit Technologies" ・講師: 永妻 忠夫 様 (大阪大学) ・概要:1990年代にはじまる、テラヘルツ(THz)波の研究開発のブレイクは、 フェムト秒パルスレーザを利用したTHz波の発生と検出技術により もたらされ、分光やイメージング技術の実用化に繋がった。四半 世紀が経過した今日、THz技術は産業化に向けた新たなフェーズに 入りつつある。本講演では、それを象徴する重要な技術トレンド である「半導体集積回路技術によるTHz基盤技術」の動向と、通信 やセンシングシステム応用への展望について述べる。 講演2 ・タイトル:「テラヘルツ分光の高分子材料への応用」 ・Title: "Application of Terahertz Spectroscopy in polymers" ・講師: 佐藤 春実 様 (神戸大学) ・概要:テラヘルツスペクトルは高分子の高次構造や分子間相互作用を反映 するため、高分子材料の新しい物性評価法の一つとして期待されて いる。しかしながら、テラヘルツ分光法は、従来の赤外分光法や ラマン分光法とは異なり、ピークの帰属が容易ではない。そこで、 量子化学計算を用いてテラヘルツ領域に現れるピークの帰属を行う ことで、分子間・分子内水素結合に起因するピークを特定し、 高分子の結晶構造形成機構における分子間・分子内水素結合の役割 を明らかにすることを試みた。また、応用としてイメージング測定 を行い、結晶化度の分布や結晶配向などを可視化することを試みた。 これらの結果について紹介する。 講演3 ・タイトル:「高DR波長可変テラヘルツ光源の開発と応用」 ・Title: "Development of a widely tunable THz source and its applications" ・講師: 川瀬 晃道 様 (名古屋大学) ・概要:我々は広帯域波長可変光源である光注入型テラヘルツ波パラメト リック発生器(is-TPG)を用いて分光システムを構築した。is-TPG はコヒーレント,単色,広帯域波長可変性を有する高出力なテラ ヘルツ波を発生出来るだけでなく,非常に高感度なテラヘルツ波 検出も可能で,それらを組み合わせることで高ダイナミックレンジ を有するテラヘルツ波分光/イメージングシステムを実現し、 種々の応用に供している。 なお、最新の情報は下記のサイトにてご確認ください。 http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/ *******参加登録のお願い******* 会場・配布資料の準備のため、なるべく正確な参加人数を見積もりたく 存じます。当日参加も可能ですが、事前申し込みに是非ご協力ください。 申込締切: 2018年12月11日(火)までにお申し込みいただけますと幸い です。 ■Web登録 IEEE MTT-S Kansai Chapterのホームページ http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/ にアクセスいただき、右下に表示されます「参加登録」より参加登録を お願いします。