IEEE AP-S Kansai Joint Chapter and MTT-S Kansai Chapter
合同若手技術交流会 2017

2017年 12月 9日(土) 13:00 〜 17:45
龍谷大学 セミナーハウスともいき荘

概要
IEEE AP-S Kansai Joint Chapter & MTT-S Kansai Chapterは、関西を主たる活動の拠点とする大学や企業等の技術交流を支援することを目的として、 本年度も両チャプター合同による若手技術交流会を開催いたしました。 マイクロ波・アンテナの若手技術者を育成強化することにより、将来、関西のマイクロ波分野を繁栄させていこうという狙いのもと、 関西企業の若手技術者には研究の魅力を、学生の皆様には日頃の研究成果を披露頂きました。

参加者内訳
  参加人数 82 名
  内訳: IEEE会員 30 名 (MTT-S会員 23名、AP-S会員 10名)
           非会員 52 名


1. 若手技術者による講演、およびパネル討論

今回は、AP-S側から1名、MTT-S側から2名の講師の方に、これまで取り組んでこられた課題や研究成果、 企業研究のあり方や大学との違いなどについて、非常に興味深い内容をご講演頂きました。 講演の後の質疑時間やパネルディスカッションでは学生の聴講者からも質問があり、非常に盛り上がりました。

<MTT-S Kansai Chapter 主催>

講演1.化合物半導体高周波デバイスの開発
講演者:松田 喬 様 (三菱電機株式会社)



講演2.高周波誘電加熱の技術紹介と高性能高周波ウェルダーの開発
講演者:吉川 修平 様(山本ビニター株式会社)


<AP-S Kansai Joint Chapter 主催>
講演3.マイクロ波エナジーハーベストに向けた小型アンテナの開発
講演者:田中 勇気 様(パナソニック株式会社)



<パネル討論の風景>



2. ポスターセッション

後半は企業の方や他大学・他研究室の学生に研究内容を紹介する機会として、 学生によるポスター発表を行いました。MTT-S側で31件の発表がありました。 企業の方や大学関係者からの質疑だけでなく、学生間でも活発な議論が展開されました。 研究の将来性やポスターの完成度、説明のわかり易さ、的確な質疑応答などで特に優れた発表者3名にポスター賞をお贈りしました。

■IEEE MTT-S Kansai Chapter Best Poster Award

(授賞式は発表後の懇親会にて開催)

高野 佑磨 さん(大阪大学)
『A Novel Concept of Isovolumetric Transformation for Invisibility Cloaks』



久保 雄暉 さん(京都工芸繊維大学)
『誘電体を用いた3次元CRLHメタマテリアルに関する研究』



玉木 愛莉 さん(関西大学)
『マイクロ波工学から見る聴覚メカニズムの解釈』


3. IEEE MTT-S Kansai Chapter Best Young Presentation Award授与式

7/1に行われました第10回マイクロ波英語発表会でBest Presentation Awardを受賞されました受賞者のうち、 上位2名の方がIEEE MTT-S Kansai Chapter Best Young Presentation Award を受賞されました。 そこで、今回の合同若手技術交流会の中にお時間をいただき、 授与式を実施いたしました。 受賞者には副賞として表彰盾が柏Chairより贈呈されました。
おめでとうございます。

受賞者: Mr. Yuma Takano (Osaka University

“A novel concept of isovolumetric transformation for invisibility cloaks”




受賞者: Mr. Nobuyuki Hisamoto (kyoto Institute of Technology)

“Asymmetric electromagnetic field profiles along a 2-D chiral metamaterial”


4.懇親会風景

交流会終了後、多くの方にご参加いただき盛大に懇親会を開催しました。