IEEE MTT-S 会員各位 IEEE AP-S 会員各位 IEEE Kansai Section 会員各位 IEEE MTT-S Kansai Chapter Chair 柏 卓夫 ********************************************************************** IEEE MTT-S Kansai Chapter 創立10周年記念ワークショップ開催案内 ********************************************************************** 2007年に活動を開始したIEEE MTT-S Kansai Chapterは、今年10周年を迎えました。 それを記念して創立10周年記念ワークショップを開催いたします。 MTT-S Kansai Chapterは、MTT-S Outstanding Chapter Award 2013を受賞する等、 現在まで精力的に活動してまいりました。今回の記念ワークショップでは、その活動を 牽引されてきた歴代のChair4名をお迎えし、「マイクロ波技術が創るエネルギーの未来」 というテーマで講演して頂きます。 また最後に、ワイヤレス伝送実用化コンソーシアム(WiPoT)代表の京都大学篠原直毅 教授にも加わって頂き、「関西発のマイクロ波イノベーション」というテーマでパネル 討論を実施いたします。 大変貴重な機会ですので、ぜひ会場まで足をお運びください。 ●主催: IEEE MTT-S Kansai Chapter ●日時: 平成29年9月2日(土)13:00〜17:30 ●場所: 同志社大学 今出川キャンパス 良心館101号室 アクセス: 京都市営地下鉄「今出川駅」徒歩1分 https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/imadegawa.html キャンパスマップ: https://www.doshisha.ac.jp/information/campus/imadegawa/imadegawa.html#campusmap ●講演プログラム 講演テーマ:マイクロ波技術が創るエネルギーの未来 講演者:MTT-S Kansai Chapter 歴代Chair 4名 講演1 タイトル:ワイヤレス電力伝送理論10年の歩み Title:Decade of Progress in Wireless Power Transfer Theory 講師:大平 孝 豊橋技術科学大学 教授 (在任期間:2007年) 概要: ワイヤレス電力伝送(WPT)の研究が2007年に本格的に歩みだし今年でちょうど10 年になる。この間、様々なWPTシステムが多くの研究者により生み出された。周波数帯は kHz・MHz・GHz、電力はmW級からkW級まで、方式は電界結合・磁界結合・電波伝搬、応用 分野は携帯端末充電・産業機器・建物・電気自動車・水中海中など多種多彩である。これ らを幅広く網羅的に紹介するレビュー解説書がいくつも出版された。関西チャプタ創立10 周年に際し、この講演ではもっと基本に目を向ける。これまで開発されてきた種々のWPTシ ステムは、そのしくみや動作原理が一見異なるように思えるかもしれない。しかし注意深く 探ると、すべてのWPTに共通する真理が必ず見つかる。WPTの進歩の根幹を貫く技術の本質 は何だろうか。WPTシステムの性能を支配する普遍的法則は何だろうか。そんな素朴で純粋 な質問を心に抱きつつ、美しいWPT理論の扉を開いてみよう。 講演2 タイトル:電界結合型WPTシステムの見直しと新しい応用 Title:Reevaluation of electrically coupled WPT system and its new applications 講師:粟井 郁雄 株式会社リューテック代表、山口大学名誉教授(在任期間:2008-2009年) 概要: 数年前にディスクリピータシステムという新しい構造を提案しワイヤレス給電への応用 を試みてきたが、この度ようやくキラーアプリと自負できるアームロボットへの応用を提 案できるまでになった。それに伴いディスクリピータの本質を構成する電界結合(容量結 合)の原理を見直すことによって、その利点欠点について我々なりの新しい知見を得るこ とが出来たので併せてご紹介したい。 講演3 タイトル:再生可能エネルギーの大規模導入を促進する「次世代電力グリッド網構想」 Title:Conceptual plan of the next generation power grid for scale-up installations of renewable energy 講師:石川 容平 京都大学 特任教授 (一社)海洋インバースダム協会 代表理事 会長(在任期間:2010-2013年) 概要: 深刻な気候変動対応に向けたパリ協定が参加175カ国で合意され、2030年のCO2排 出削減目標が提示された。再エネの導入拡大は極めて有効な手段であるが、その不安定性は 最先端の予備電源等などの重複投資を余儀なくする。さらに系統の潮流分布を変化させ、送 電線の追加投資が必須となる。これらは電力コストの上昇に繋がり、産業競争力強化の懸念 材料となる。この課題解決には、大容量蓄電装置の導入と洋上再エネを運ぶ無線電力伝送の 併用が有効である。海洋に構築した蓄電装置は安全性と景観保護に優れ、季節に依存しない 高稼働率が期待できる。この蓄電機能により」同時同量」が緩和され、利用率の高い次世代 の電力網構築に繋がる。 講演4 タイトル:様々なアプリケーションに向けた無線電力伝送システムとデバイス開発 Title:Development of WPT Systems and Devices for Various Applications 講師:石崎 俊雄 龍谷大学 教授(在任期間:2014-2016年) 概要: 今、無線電力伝送技術が非常に注目を集めており、いろいろなアプリケーションが想定 されている。しかし、その実現のためには単純に伝送部を検討するだけでなく、全体のシ ステム構成の検討やそれを実現するための新たなデバイス開発が必要である。本講演では、 様々なWPTシステムと構成デバイスに関して最近の研究成果を紹介する。 ●パネルディスカッションテーマ 関西発のマイクロ波イノベーション パネラー 歴代Chair4名 篠原 直毅 京都大学 教授(WiPoT代表) ●参加資格: どなたでも ●参加費:IEEE会員、非会員とも無料。 ●事前申し込み: 文末にある「Web登録」の案内をご覧下さい。 ※プログラムの詳細および各講演者の講演概要は、8月初旬にご案内いたします。 なお、最新の情報は下記のサイトにてご確認ください。 http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/ *******参加登録のお願い******* 会場準備のため、なるべく正確な参加人数を見積もりたく存じます。 当日参加も可能ですが、事前申し込みに是非ご協力ください。 申込締切:2017年8月29日(火)までにお申し込みいただけると幸いです。 ■Web登録 IEEE MTT-S Kansai Chapterのホームページ http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/ にアクセスいただき、右下に表示されます「参加登録」より参加登録をお願いします。