IEEE AP-S Kansai Joint Chapter and MTT-S Kansai Chapter
合同若手技術交流会 2016

2016年 12月 10日(土) 12:45 〜 19:00
大阪電気通信大学 駅前キャンパス

概要
IEEE AP-S & MTT-S 関西チャプターは、関西を主たる活動の拠点とする大学や企業等の技術交流を支援することを目的として、 本年度もIEEE AP-SとMTT-S 関西チャプター合同による若手技術交流会を開催いたしました。 マイクロ波・アンテナの若手技術者を育成強化することにより、将来、関西のマイクロ波分野を繁栄させていこうという狙いのもと、 関西企業の若手技術者には研究の魅力を、学生の皆様には日頃の研究成果を披露頂きました。

参加者内訳
  参加人数 90 名
  内訳: IEEE会員 35 名 (MTT-S会員 15名、AP-S会員 4名、両方 4名、他Society会員 12名)
           非会員 55 名


1. 若手技術者による講演、およびパネル討論

今回は、AP-S側から2名、MTT-S側から1名の講師の方に、これまで取り組んでこられた課題や研究成果、 企業研究のあり方や大学との違いなどについて、非常に興味深い内容をご講演頂きました。 講演の後の質疑時間やパネルディスカッションでは学生の聴講者からも質問があり、非常に盛り上がりました。

<AP-S KC 主催>

講演1.分光光度計の制御ソフトウェア開発
講演者:原田 知幸 様 (株式会社島津製作所)



講演2.移動体通信用アンテナの高性能化に関する研究
講演者:西本 研悟 様(三菱電機株式会社)


<MTT-S KC 主催>
講演3.樹脂ホース導波管の研究開発
講演者:石野 祥太郎 様(古野電気株式会社)



<パネル討論の風景>


2. ポスターセッション

後半は企業の方や他大学・他研究室の学生に研究内容を紹介する機会として、 学生によるポスター発表を行いました。MTT-S側で33件の発表がありました。 企業の方や大学関係者からの質疑だけでなく、学生間でも活発な議論が展開されました。 研究の将来性やポスターの完成度、説明のわかり易さ、的確な質疑応答などで特に優れた発表者4名にポスター賞をお贈りしました。

ポスターセッションの風景


■IEEE MTT-S Kansai Chapter Best Poster Award

(授賞式は発表後の懇親会にて開催)


石山拓未 さん(京都工芸繊維大学) 代理:上田先生
『誘電体を用いた3次元CRLHメタマテリアルに関する研究』


稲田太朗 さん(兵庫県立大学) 表彰式不在
『マイクロ波液体加熱のためのH面導波管モード変換器』



川辺健太朗 さん(龍谷大学)
『グランドレス電界結合型高効率非接触複数給電~回転体、移動体への応用~』


松本直剛 さん(龍谷大学)
『EV無線給電用タイヤ内共振器の改良-ゴム及び降水の影響緩和』

3. IEEE MTT-S Kansai Chapter Best Young Presentation Award授与式

7/2に行われました第9回マイクロ波英語発表会でBest Presentation Awardを受賞されました受賞者のうち、 上位2名の方がIEEE MTT-S Kansai Chapter Best Young Presentation Award を受賞されました。 そこで、今回の合同若手技術交流会の中にお時間をいただき、 授与式を実施いたしました。 受賞者には副賞として表彰盾が石崎Chairより贈呈されました。
おめでとうございます。

受賞者: Mr. Brou William-Fabrice (Nara Institute of Science and Technology)

“Multiple-Input Multiple-Output Dynamic Charging Using Multiple Parallel Line Feeders”





受賞者: Mr. Ryoma Nakata (Kyoto University)

“Equivalent Circuit Model of Planar Meta-atoms with Retarded Electromagnetic Coupling”



4.懇親会風景

交流会終了後、多くの方にご参加いただき盛大に懇親会を開催しました。