IEEE MTT-S 会員各位
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IEEE Kansai Section 会員各位

                     IEEE MTT-S Kansai Chapter
                                 Chair 石川容平

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マイクロ波エネルギー伝送ワークショップ 開催案内
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概要: MTT-S 関西チャプタの戦略的重点領域の1つである「マイクロ波電力
伝送技術&共振型・誘導型無線給電技術」のうち、マイクロ波電力伝送技術に
焦点を当てたワークショップを開催します。近年、非接触でのエネルギー伝送
技術には特に注目が集まっておりますが、その中でも電波伝搬を利用したマイ
クロ波電力伝送技術は、大電力,長距離の伝送技術として、あるいは移動体に
対する給電技術として期待されており、実用化を目指して研究が進められてお
ります。一方で、エネルギー伝送技術を語る際に避けては通れないのが伝送効
率の議論です。送電線を使った電力伝送効率は日本では95%程度と言われてお
ります。マイクロ波電力伝送技術に求められる伝送効率はアプリケーションに
よっても異なりますが、この数値を意識した研究開発が必要です。
そこで今回、マイクロ波電力伝送技術の要素技術である、アンプ・アンテナ・
レクテナの各分野に詳しい第一人者をお招きして、効率という観点から、理論
的,現実的な上限や最新の研究開発動向についてご講演頂き、幅広い議論を行
います。

●主催: IEEE MTT-S Kansai Chapter 
●日時: 2014年1月25日(土)  13:00〜17:00
●場所: 龍谷大学 大阪梅田キャンパス
(ヒルトンプラザウエストオフィスタワー14階)
アクセス: http://www.ryukoku.ac.jp/osaka_office/access/
●参加資格:どなたでも
●参加費:IEEE会員は無料。非会員は1000円を頂きます(学生は除く)。
●事前申し込み:文末にある「Web登録」の案内をご覧下さい。

●プログラム
テーマ:「マイクロ波エネルギー伝送ワークショップ
〜DC/RF→RF/DCの総合効率は90%を超えるか〜」
オーガナイザー: 柳ヶ瀬 雅司 (株式会社村田製作所)  

講演1
・タイトル:「連続波マグネトロンの変換効率」
Conversion Efficiency of Continuous Wave Magnetron
・講師:桑原 なぎさ様
 (パナソニック株式会社 アプライアンス社  キッチンアプライアンス
   事業部 技術総括 電子レンジ技術グループ マグネトロン設計チーム 
   チームリーダー)
・概要:電子レンジなどに用いられる連続波マグネトロンは、変換効率70%
以上と言われているが、実際は電源や負荷への依存性が高く、使い方によって
効率が変動する。マグネトロンの効率の定義と効率向上の手段、そして使用
方法による効率の変化について説明する。

講演2
・タイトル:「マイクロ波増幅・整流共用型GaNHEMTモジュールと電力効率
  特性」
Design consideration and performance for microwave amplifier-rectifier
dual-use modules
・講師:本城 和彦様
  (電気通信大学 情報理工学研究科 情報・通信工学専攻 教授)
・概要:高効率増幅器と高効率整流器の回路の相似性について述べ、両者を高
効率化させる手法は同じであることを解説する。つづいて、高効率化の手法と
してこれまで提案されてきたD級、E級、逆E級、F級、逆F級、J級、逆J級回路の
考え方は、高調波リアクタンス負荷型増幅器として統一的にまとめることがで
きることを述べる。これらに対する具体的設計例とGaNHEMTを用いた試作結果を
示し、高効率マイクロ波増幅・整流共用モジュールが実現可能であることを
示す。

講演3
・タイトル:「フェーズドアレイの技術現状と将来の可能性」
Status and Examples of Application about Phased Array Technologies
・講師:北村 全利様、木田 聖治様
  (株式会社オリエントマイクロウェーブ)
・概要: はじめに弊社の事業内容について簡単にご紹介した後、フェーズドア
レイの初期から現在に至るまでの変遷を示し、次にフェーズドアレイの小型化,
薄型化への取り組みについて、給電回路を中心に説明する。そして大電力伝送
などへの展開についての将来構想を述べる。

講演4 [IEEE マイクロ波 特別招聘講演]< IEEE Microwave Distinguished 
Lecture >
・タイトル:「ワイヤレス電力伝送における半波全波ダイオード整流回路の最適
負荷と電力効率の基本公式」
Basic Circuit Theory for Half- and Full-Wave Diode Rectifiers on Wireless 
Power Transfer Regimes
・講師:大平 孝様
  (豊橋技術科学大学 電気電子情報工学系 波動工学研究室 教授)
・概要:商用電源周波数50/60Hzなど低周波整流回路の理論は教科書に書かれて
いる(0オーム系電源)。一方、レクテナなど高周波受電システムにおいては
受電した有能電力を最大限に取り出してDC電力に変換することが求められるので、
従来の低周波整流とは異なった設計が必要となる。本講演では、半波・全波整流
などいくつかの基本回路トポロジを挙げ、DC負荷抵抗値によってDC出力電力が
どのように変化するかを手計算により定式化する。導出した電力公式を活用して、
最適負荷抵抗値ならびに最大効率を明らかにする。


なお、最新の情報は下記のサイトにてご確認ください。
http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/

*******参加登録のお願い*******
会場・配布資料の準備のため、なるべく正確な参加人数を見積もりたく存じます。
当日参加も可能ですが、事前申し込みに是非ご協力ください。
申込締切:1月21日(火)までにお申し込みいただけると幸いです。

■Web登録  IEEE MTT-S Kansai Chapterのホームページ
   http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/
にアクセスいただき、右下に表示されます「参加登録」より参加登録をお願いし
ます。

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