1.若手技術者による講演、およびパネル討論
各講師の方々は、大学の研究とは異なる分野へのチャレンジ、研究部門から開発部門へ移られた経緯、新入社員に求められること、
企業研究のあり方など、就職セミナーや講演会ではお聞きできないような非常に興味深い内容をご講演下さいました。
また、パネル討論では、教わるレベルから教えるレベルに到達するために何を行ったか、情報過多の社会からどのようにして
効率良く研究開発を進めるための学習とアイデア創出のバランスを保っているか、など現役学生から先生方まで途切れることなく活発に質問頂きました。
関西チャプター役員一同、微力ながら学生と企業の交流に貢献できたこと嬉しく思います。
<AP-S KC 主催>
講演1.次世代ディスプレイ、照明の研究開発
講演者:太田 高志(パナソニック株式会社 エコソリューションズ社)
講演2.CMOSイメージセンサの設計と開発
講演者:森榮 真一(株式会社 ディエステクノロジー)
<MTT-S KC 主催>
講演1.気象レーダーの開発 〜分子雲観測から雨雲観測へ〜
講演者:箕輪 昌裕(古野電気)
講演2.SAWデバイスの開発
講演者:瀧川 和大(村田製作所)
<パネル討論の風景>
2.ポスターセッション
若手技術者による講演の後は、企業の方や他大学の学生に自身の研究内容を知っていただくため、
学生によるポスターセッションを行いました。
非常に将来性のある先端技術から新しいコンセプトまで、昨年を大幅に上回る54件(AP-S 18件/MTT-S 36件)の
すばらしい研究が発表されました。
中でも、研究の将来性・ポスターの完成度・適切な質疑応答の点でひときわ優れていた発表者に
ポスター賞を贈らせて頂きました。
ポスターセッションの風景
■ IEEE MTT-S Kansai Chapter ポスター賞
(授賞式は発表後の懇親会にて開催)
二神大 さん(龍谷大学 B4)
『基地局用キャビティ型4重モード共振器フィルタに関する研究』
技術内容、ポスターの完成度、質疑応答すべてで高い評価を受けられました
高木渉吾 さん(関西大学 M2)
『エミッタフォロワを実装した新しいNegative Impedance Converterの提案と負性キャパシタの実験的検証』
![](photo20131221_YMM/photo20131221_YMM_15.jpg)
技術説明力評価が突出しており、文句なしの受賞でした
伊藤竜次 さん(龍谷大学 B3)
『水中移動物体へのワイヤレス給電の研究』
非常に分かりやすいプレゼン内容で高い評価を得られました
福田純子 さん(京都工芸繊維大学 M2)
『偏波回転機能を有する0次共振器アンテナ』
質疑応答がすばらしく、非常に丁寧な説明が高い評価を受けられました
渡邉由依 さん(京都工芸繊維大学 M1)
『人体近傍電界通信によるメディカル応用』
WTC委員による特別賞で、学生の視点から好評でした
■ IEEE AP-S Kansai Chapter ポスター賞
青木洸一 さん (立命館大学)
『相対テンプレート判定法によるCSRR-BPF を用いた指紋認証用生体検知手法の検討』
懇親会風景(寒梅館にて)
AP-S関西チャプターChair の前田先生の開会のご挨拶からMTT-S関西チャプターChair の石川先生の乾杯に始まり、
参加された学生や講演頂いた企業の方々、先生方がざっくばらんにお話され、非常にフランクな懇親会となりました。
そして、最後はMTT-S関西チャプターでは恒例となりました
石崎Vice Chairによります一本締めで締めくくって頂きました。
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