IEEE MTT-S 会員各位 IEEE AP-S 会員各位 IEEE Kansai Section 会員各位 IEEE MTT-S Kansai Chapter Chair 石川容平 ********************************************************************* 「マイクロ波化学を支えるマイクロ波工学」ワークショップ開催案内 ********************************************************************* 概要: マイクロ波は通信情報に用いられる以外に、マイクロ波化学 という熱応用にも多く用いられている。しかし通信情報もマイクロ波化学 も同じマイクロ波を用いているにもかかわらず、関連研究者の使う単語が 異なり、相互の理解を妨げる場合がある。本ワークショップではマイクロ波 化学の産学の研究者から学会や研究開発の現状をご発表いただくとともに、 相互理解のための「翻訳講演」を行う。 ●主催:IEEE MTT-S Kansai Chapter 、 協賛: 日本電磁波エネルギー応用学会 ●日時:2013年7月27日(土) 13:00〜17:00 ●場所: 京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス 60周年記念館 1階講義室 交通案内 http://www.kit.ac.jp/01/01_110000.html 最寄り駅から http://www.kit.ac.jp/02/matugasaki.html キャンパス地図 http://www.kit.ac.jp/01/gakunaimap/matugasaki.html (中央東門を入ってすぐ右側) ●参加資格:どなたでも ●参加費:学生、ならびにIEEE会員は無料。非会員は資料費、会場費、 講師招聘費をご負担いただくため聴講費1000円をいただきます(学生は除く)。 ●事前申し込み:文末にある「Web登録」の案内をご覧下さい。 ●プログラム テーマ:「マイクロ波化学を支えるマイクロ波工学 -マイクロ波工学とマイクロ波化学の似て非なる領域 -」 オーガナイザー:篠原真毅(京都大学) 講演1 ・タイトル:「グリーン&サステナブルケミストリーを創る マイクロ波化学 - 化学反応系加熱手法としての特徴から非熱的特殊効果まで」 Microwave Chemistry Leading to Innovation of Green& Sustainable Chemistry - Rapid and Internal Heating of Chemical Systems and Non-thermal Special Effects ・ 講師:和田 雄二様 (東京工業大学, 日本電磁波エネルギー応用学会理事長) ・ 概要: マイクロ波照射による化学反応では、反応時間短縮、反応器縮小化 が可能となり、結果的に省エネ・省スペース化学プロセス技術として 期待できる。この手法を迅速・内部加熱という加熱手法の特長から捉えた ときの利点を述べ、さらに熱とは独立の"非熱的効果"を理解する物理化学 体系を整備すれば、マイクロ波化学が、環境調和型の物質製造手法として 将来重要な化学分野となる将来展望を述べる。 講演2 ・タイトル「マイクロ波化学」 Microwave chemistry ・講師: 堀越 智様 (上智大学) ・概要: マイクロ波化学がブームになってから10年が経過しました。 現在では、化学の研究室にマイクロ波化学反応専用装置が置いてあっても 珍しくはありません。化学反応は温度に敏感であるため、食品加熱で 培ってきたマイクロ波加熱をそのまま利用すると問題を引き起こすことが あります。加熱で確立した大パワーと通信で発展した高精度なマイクロ波の 制御が化学反応では求められています。本講演では実用例を紹介しながら、 化学におけるマイクロ波加熱の利用を紹介します。 講演3 ・タイトル「マイクロ波化学反応装置一般」 Microwave Chemical Reactors 講師: 曽我 博文様 (四国計測工業(株) 営業開発本部) ・概要: 四国計測工業ではマイクロ波プロセスの実用化を目指し、 これまでに化学反応に特化した装置の開発、販売を実施してきた。 今回は実験用小型機も含め、当社のラインアップを紹介すると共に、 産業技術総合研究所との連携により、高分子重合プロセスの分野で 初めて実用化した工業用マイクロ波反応装置の開発事例の紹介や、 連続カスケード型マイクロ波反応装置の応用に関して、発熱反応へ 有用性や大量処理の可能性に関して報告する。 講演4 ・タイトル「マイクロ波工学とマイクロ波化学の「翻訳」」 Interpretation of Microwave Technology and Microwave Chemistry ・講師: 篠原 真毅 様 (京都大学) ・概要: マイクロ波は通信情報に用いられる以外に、マイクロ波化学という 熱応用にも多く用いられている。しかし通信情報もマイクロ波化学も同じ マイクロ波を用いているにもかかわらず、関連研究者の使う単語が異なり、 相互の理解を妨げる場合がある。本講演ではマイクロ波化学でよく用いる 手法/単語とマイクロ波工学でよく用いる手法/単語を対比しつつ、 相互理解のための「翻訳講演」を行う。 なお、最新の情報は下記のサイトにてご確認ください。 http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/ *******参加登録のお願い******* 会場・配布資料の準備のため、なるべく正確な参加人数を見積もりたく 存じます。当日参加も可能ですが、以下のいずれかの方法で事前申し込み に是非ご協力ください。 申込締切:7月23日(火)までにお申し込みいただけると幸いです。 ■Web登録 IEEE MTT-S Kansai Chapterのホームページ http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/ にアクセスいただき、右下に表示されます「参加登録」より参加登録を お願いします。