IEEE MTT-S 会員各位
IEEE AP-S 会員
IEEE Kansai Section 会員各位 

                    IEEE MTT-S Kansai Chapter
                         Chair 石川容平

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 「マイクロ波の医療応用」ワークショップ開催案内
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概要:
 近年、少子高齢化が進む中、人々の健康に対する意識の高まりが強くなってき
ています。そのような中、マイクロ波の高周波特性を活用し、電磁波の生体への
影響に配慮したデバイス機器の開発や医療技術そのものの高度化・効率化を目指
した取り組みが活発に行われてきています。
 今回は、そのような本来の目的にない予期せぬ影響に配慮し対策を打ちながら
健康管理から治療機器およびデバイス機器への展開に取り組んでいる各分野の第
一人者をお招きして、研究開発時の課題から最新の研究開発動向までご講演いた
だき、幅広い議論を行います。

●主催:IEEE MTT-S Kansai Chapter
●日時:2013年1月26日(土) 13:00〜17:00
●場所:関西大学 高槻キャンパス内高岳館
〒569−1095 高槻市霊仙寺町2-1-1 (TEL 072-699-0421)
<高岳館について> 
  http://www.kansai-u.ac.jp/Jigyo/seminar/kogakukan/kogakukan_kotsu.html 
<交通案内>
 JR高槻駅北バス乗り場5番より高槻市営バス「関西大学」行きにて20分
「西の口(関大正門前)」にて下車.正門より学内に入り、徒歩5分
高槻市営バス 
 http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_inf/ca/ca_bus_takatsuki.html 

<お願い事項>
 学会会場付近にはレストランがございませんので、JR高槻駅周辺で昼食をお済
 ませの上、ご来場くださいますようお願い申し上げます。

●参加費:無料
●参加資格:どなたでも
●事前申し込み:文末の「参加調査票」をご利用ください。
   #参加人数把握のため、事前申し込みにご協力ください。

●プログラム
 テーマ:「マイクロ波の医療応用」
 オーガナイザー:梅内 芳浩(オムロン)

講演1
・タイトル:「アンテナの医療応用」
・講師:伊藤 公一様
    (千葉大学 フロンティアメディカル工学研究開発センター長)
・概要:アンテナ技術は通信や放送だけでなく、治療・診断・医療情報伝送など
 の医療分野やヘルスケア、介護等の様々な用途にも幅広く応用されている。
 本ワークショップでは,このうち,特に治療への応用に的を絞って講演する。
 アンテナ技術の治療への応用については、電磁波が人体に与える熱的作用、す
 なわち適度な温度上昇あるいは焼しゃく・凝固等の現象を用いており、最近で
 は“Thermal Therapy”と呼ばれることが多い。ここでは,Thermal Therapyに
 用いられる外部加温および内部加温アンテナについて概説した後、当研究室で
 開発を進めているがん治療用アンテナの具体例を紹介する。

講演2
・タイトル「マイクロ波センサを用いた睡眠計の実現」
・講師:中西 浩也様
    (オムロンヘルスケア株式会社健康ソリューション機器開発部部長)
・概要:2012年5月、オムロンヘルスケアは電波センサを用いた睡眠計を発売
 いたしました。電波センサを用いることで布団の外から非接触・非拘束で体の
 動き計測が可能となり、眠りの状態に影響を与えずに睡眠状態を推定します。
 「自分の眠りを知り、眠りを積極的に創り、快適な眠りを得る(Sleep Design
 )」ことをサポートする、睡眠計を用いたサービスの概要を紹介いたします。

講演3
・タイトル「電動車両が発生する電磁波が人体へ及ぼす影響について」
・講師:勝代 健次様
     (広島大学 産学・地域連携センター特任教授)
・概要:ハイブリッド車や電気自動車では、駆動用モータ、インバータを始め
 様々なパワーエレクトロニクス部品が使われており、確実な電磁シールドを
 行わないと様々な問題を引き起こす。
 その中で、電磁波からの人体防護は、今後ガイドラインや評価方法の検討が
 必要な領域である。電磁波による人体の刺激作用と熱作用に対しては、国際
 非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドラインがあるが計測条件を明確に
 する必要がある。更に非熱作用に対してどのように考えるのか、心臓ペース
 メーカ等植え込み機器への影響をどのように防いでいくのか明確になってい
 ない部分がある。電磁波が人体へ及ぼす影響についての調査結果、今後の取
 り組み、業界動向を説明する。

講演4
・タイトル「人体医療無線網に適するIn-Body/On-Body無線技術」
・講師:王 建青様(名古屋工業大学 電気電子工学科教授)
・概要:生体情報を医療・ヘルスケアに活用する人体無線網では、例えば脈拍・
 血圧など毎秒数キロビット以下の低速伝送が十分であるものと、カプセル内視
 鏡のような毎秒数十メガビットの高速伝送が必要なものが混在する。
 この人体表面(On-Body)伝送及び人体内部(In-Body)からの無線伝送のそれぞれ
 の特徴に応じて、人体通信技術をOn-Body低速伝送に,超広帯域技術をIn-Body
 高速伝送に適用したデュアルモード無線通信技術について紹介する。

なお、最新の情報は下記のサイトにてご確認ください。
 http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/ 

*******参加登録のお願い*******
会場・配布資料の準備のため、なるべく正確な参加人数を見積もりたく
存じます。当日参加も可能ですが、以下のいずれかの方法で事前申し込み
に是非ご協力ください。

申込締切:1月21日(月)までにお申し込みいただけると幸いです。

■Web登録
 IEEE MTT-S Kansai Chapterのホームページ
 http://www.ieee-jp.org/section/kansai/chapter/mtts/ 
 にアクセスいただき、右下に表示されます「参加登録」より参加登録をお願い
 します。

■電子メール登録
 以下の参加調査票を京都工芸繊維大学 島崎仁司  に
 お送りください。

******参加調査票****************************************************
・ 開催日:2013年1月26日(土)
・ お名前:
・ ご所属:
・ ワークショップ:出席/欠席(該当する方をお残し下さい)
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