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IEEE Japan Council Women in Engineering Affinity Group

第1回 津田塾大学 女性研究者支援センター シンポジウム

テクノロジー分野で働く女性研究者支援を考える −日米の事例を中心に−
(2008年11月23日、津田塾大学津田ホール会議室)

本シンポジウムは、文部科学省科学技術振興調整による委託事業として津田塾大学女性研究者支援センターが主催し、国立女性教育会館、総務省が後援、情報処理学会、男女共同参画学協会連絡会、電子情報通信学会、WIE Japanが協賛したイベントである。第一部では総務省総務審議官の久保田誠之氏、アメリカのAnita Borg Institute for Women and TechnologyのCaroline Simard氏、日本女子大学の遠山嘉一客員教授の講演があり、ICT分野の国際競争力強化の重要性、日米のテクノロジー分野で働く女性研究者の状況と支援策等が紹介された。第二部では富士通研究所 山本里枝子氏、早稲田大学 Nathalie Cavasin氏、リコー/WIE Japan 橋本を交えたパネルディスカッションがあり、各々の経験に基づいたキャリア構築の課題や対応策が具体的に述べられた。講演、パネルディスカッションを通して、日米のテクノロジー分野で働く女性研究者が抱える課題の共通点や相違点が明確になり理解が深まるとともに、女性研究者ネットワークの構築やロールモデルの提示、女子学生を動機付ける教育やメンタリングの重要性など、今後の対策についてもさまざまな観点から意見が出された。当日は70名を超える参加者があり、女子学生の姿も多く見られ、本テーマに関する期待の大きさを再認識する1日であった。

上記活動を通し、WIE Japanとして女性研究者のみならず男性・外国人研究者を含めたダイバーシティを実現し、働きやすい環境を推進していくことの重要性をより一層感じている。今後も研究者を支援するさまざまな活動をしていきたいと考えている。

Mr. Kubota's Speech Dr. Hashimoto in the Panel
Reported by Takako Hashimoto (IEEE Japan Council WIE Affinity Group)

英語での講演報告