原島Chairよりご挨拶がなされた。
菅原Secretaryより2008年第1回理事会議事録の報告がなされ、
異義なく了承された。
林Nomination Committee Chairより、Japan Councilの2009/2010年の役員の推薦候補者の紹介があった。その推薦候補者は、Chairとして青木利晴氏、Vice Chairとして松井信行氏、Secretaryとして花輪誠氏、Treasurerとして河野隆二氏である。この原案通り、本理事会で承認された。
橋本Treasurerより、2008年上半期の会計報告があった。
収入に関しては、予算段階で1ドル103円を適用(5円のマージンを見込む)していたが、結果的には1ドル108〜109円で推移しており、予想の範囲内である。支出合計では対予算で39%となっており、上半期としては妥当な線である。
橋本Treasurerより、Section支援費申請状況について報告があった。
8/1時点までで審議中のもの含めて9件の申請があった。
●浅田理事よりChapter Operations Committeeの活動状況報告がなされた。
Chapter活動支援として51事業の支援を決定していること、6/30に青学会館で開催したChapter Operation Committee Meetingの報告、前回理事会より新設Chapterはなかったこと、支部Chapter設立のお願いについて説明があった。また、委員会において二点の問題提起があった。一点目は、Chapterが個々に出す賞がばらばらで統一がないという問題。必ずしも総意ではないが、これらの賞を統一して権威のあるものにという意見もあり、必要であれば、Japan Counsilから指示して欲しいとのこと。二点目はIEEE Chapterが企業の主催するイベント会合に共催していた問題である。
一点目の問題点に対しては、権威付けは大事であり、そのための基準があった方が良いという意見がある一方、Encourageするための賞であるとするとハードルが高くなり賞が出にくくなるとの意見もあった。また、少なくとも、各賞の選考過程、基準を明記すべきとの意見もあった。今後、ガイドライン(選考基準、選考過程等)や賞の表現(文言)案についてChapter Operation Committeeで議論、提案していただき、次回理事会で議論することとなった。
二点目の問題点に関しては、企業側は宣伝や輸出管理上の問題からIEEEを巻き込みたい場合があるが、IEEEの活動は企業のProfitに与えてはいけないという立場から、今後もNon-profit(NPO)をでなければ企業イベントへのサポートはしないことを確認した。
●田口ChairよりStudent Activities Committeeの報告があった。
10/4(土)に慶応大学でIEEE Student Branch Leadership Training Workshopを開催予定であること、学生ブランチ新設の促進、2008年Region 10 Student Activityへの応募支援、ボストン支部、ソウル支部との交流状況、学生ブランチ活動支援のためのガイドラインを作成中であることなどについて説明があった。
Chair代理で菅原SecretaryよりLong Range Strategy Committeeの報告があった。
産学連携、教育、IEEEの課題、工学離れ、査読、工学奨励など様々な方面から討議を行っている。特にIEEEの活用策について自由討議を行い、活用策(1)として、グローバル化を指向し、国内技術者、留学生、外国人技術者等の求心力となるIEEE活動の訴求、活用策(2)として、技術者のステイタス向上に向けた、国内技術広報の可能性の訴求などについて議論を行っている。
原島Chairから、重要かつ面白い議論をしているので、どこかでまとめて、公表していただきたいと要望があった。また、大野理事より、活用策(2)に関連して、IEEEマイルストンも一つの方法であり、機会を増やしたいとコメントいただいた。
各支部から出席されている理事及び理事代理より活動状況が報告された。
支部活動報告の全体的な事項として、以下の点を確認した。
(1)各支部予算状況の報告を、理事会のどこかで年一回は行う。
(2)講演会等のSponsorshipの表現方法については、財政的に関与していればSponsor(主催)もしくCo-sponsor(共催)、
お金が出ていなければTechnically co-sponsor(後援)となる。
History Committeeの大野Chairより報告があった。
日本から申請したマイルストンの状況、日本以外からのマイルストンの状況について報告があった。日本語ワープロについては事務的な理由で正式決定が遅れているが、9/23に最終承認の予定であり、11/4に贈呈式実施予定である。この他、Nomination提出済でHistory Committeeの承認待ちのものとして、依佐美送信所、茨城衛星通信センターがある。また、Nomination 作成中として、高柳TV、フェライト開発、Proposal検討中として、無装荷ケーブル、蹴上水力発電所、黒四発電所、鬼怒川水力の電力線搬送などがある。
History CenterおよびHistory Committee関連情報として、History Center DirectorのGeselowitz氏の訪日、Milestone Enhancement Committee(MEC)の新設、Global History NetworkによるMilestone申請の試行、IEEEの125周年を記念した2009 IEEE History Conference(8/5-7の予定)などについて説明があった。MECでは、IEEE 100の素案が検討されており、MilestoneがSection主体で地域貢献を重視したものであるのに対して、IEEE 100はSociety主体で基礎技術を重視したものになる。
この他、JCHCの存続願いについて説明があった。当初、JCHCは、IEEE Milestoneを焦点に絞り、2008年末までの活動を認められたものであったが、今後、Milestone申請が増え、JCHCの必要性もより一層高まっていくと考えられる。以上のような状況から、理事会において、JCHCの活動継続が承認された。関連して、各支部にもHistory関連の委員会を設立してもらいたいとの要望が出された。
菅原Secretaryより、日本特許出願における新規制喪失の例外適用(30条)申請についての状況報告があった。これまでJapan Councilが特許庁とのやり取りを行っていたが、特許庁よりIEEE本部からの申請が望ましいと意見いただき、本部へその依頼を行い、現在、本部で検討中である。
その他
- 菅原Secretaryより、5件の協賛依頼に承認したことについて報告があった。なお、IEEE SAセミナーに関しては、地域組織であるJapan Councilとして協賛を行った。
- 各支部のHistoryについて、まだの支部は早めに提出していただきたい。