2000年度第1回理事会議事録(案)が承認された。
2001年度役員選出の経過が説明され、竹内 Nominating Committee
Chair から Secretary および Treasurer は東京支部との兼任が望ましい
との内規により候補者を指名したとの補足説明がなされた。指名どおり、
Chair に中原 恒雄氏、Vice Chair に樋口 龍雄氏、Secretary に
小柳 恵一氏、Treasurer に堀 洋一氏が正式に選出された。
2001年度理事会の構成案が提示された。竹内理事より、Ex-Officio は
voting member であるか否かを Bylaws で確認するようにとの要望があ
り、次回理事会にて報告することとなった。
2000年度 Council 活動状況が報告された。特に、国内関連学会に対して
IEEE 本部より提案された Joint Award について、現在までに3度の意見
交換会を持ち、検討を進めていること、第3回会合には本部より Award
Board の Prof. Cain を迎え、7関連学会が参加して活発な審議を行った
ことが報告された。賞のための資金調達、賞のスコープが議論の中心と
なったこと、今後の進め方として、学会の参加意思の確認を行い、IEEE
と Joint Committee(準備委員会)を設置して具体的な検討を進めること
になったこと、等が報告された。補足説明として、中原理事から IEEE の
賞の概要、IEEE Foundation および各学会から資金の一部を拠出しても
らえるか等の検討を行いたい旨の発言がなされた。
各Council常設委員会から、2000年度活動報告があった。
Chapter Operations Committee Chair の古濱理事から第1回 Chapter Operations
Committee の開催報告および Chapter 支援費の運用実績について報告があった。
昨年度に比較して Chapter の活動は活発であり、支援費の消化率は大幅に延びて
いることが指摘された。また、Section 傘下にChapterを新設するよう検討を進め
たいとの意向が述べられた。
SAC Chair の浜田理事から、学生会員数の増加が報告され、Student Branch
Leadership Training Workshop 開催が増加の一要因となっていると思う、今年は
11月に大阪大学にて同 Workshop を開催する予定であることが報告された。また、
東北大学に本年7月、IEEE Student Branch が設立されたこと、Student Branch
設立の準備をしている大学が数校あること、Region 10 主催の Web Contest で
東工大が第2位になったこと、等が報告された。学生会員数に関連して、学生
会員が卒業しても継続して IEEE Member として残るような方策はないであろうか
との議論がなされたが、具体的な対策は出なかった。
森野 Treasurer より2000年度9月末の会計報告がなされた。
各支部から2000年度活動報告がなされた。報告書以外で特記すべきこととして、
札幌支部−IEEE Student Paper Contest に14件の応募があり、そのうち12名は
IEEE 会員であったこと、仙台支部、名古屋支部ともに国内の連合学会の一員となり
共同で活動をしていること、東京支部−IEEE Sections Congress 2005開催を招致
していること、Newsletter 発行を開始したこと、名古屋支部−学術講演会以外にも
興味ある講演会に協賛していること、関西支部−会員増強、Senior Member 昇格、
および Student Activities に特に力を入れていること、Gold 賞を設けたこと、
広島支部-独特の活動として学生が自主運営する IEEE 広島学生シンポジウムの開催
があること、四国支部-関係学会連合大会への共催および IEEE フォーラムの開催がある、
福岡支部−新 Fellow による講演会の開催、日本語と英語と併記して会合案内をして
いること、ホームページの開設を予定していること、が挙げられる。
その他、森野 Secretary/Treasurer からRegion 10 Meeting への参加報告があり、
その中で特に Japan Council に関わる事項として、日本に於ける Chapter のあり方
について問題が提起された。
追加資料として「支部における Chapter の新設について」が配付され、森野 Secretary/Treasurer
から8支部/1カウンシル体制下での Chapter について説明がなされた。各国の状況
(資料8-1)に見るように Council 傘下の Chapter は極めて少なく、大半が Section
の傘下にあることを説明し、今後、各支部で Chapter を新設することの課題
について議論を求めた。関西支部では SSCS および EDS が新設の動きがある。COM
は来年1月、東京 Chapter を新設する予定がある。Section 傘下の新設 Chapter
への支援金の問題、Council の Chapter Operations Committee と Section 傘下
の Chapter との関係、等の問題点が挙げられた。その後、Chapter 新設問題は
理事会の時間切れにより、引き続き行われる関西支部との懇談会へ移動して議論
することとなった。